2014-01-01から1年間の記事一覧

ビタミン。

本社のOLちゃんたちとランチをしました。アハハ、ウフフと和やかなひとときでした。そよ風のような乙女たちから小鳥のような笑い声が溢れ出すたびに、あまりに眩しく、目を開けているのがやっとでした。なんだったら、ちょっと視力が落ちたかもしれません。…

責任感。

インターネットに、五月病は「真面目で責任感が強い人」がなりやすいと書かれていました。これは五月病に限らず、こころの病を説明する書籍類でよく見かける言葉です。わたくしは乳揉み会社にいた1年の間に若干ですがこじらせました。今はすっかり斜に構えて…

「ワレサ 連帯の男」

夏はいやだなぁと言っていたら涼しくなりました。神通力でしょうか。しかしミキコフは知っています。この涼しみは刹那的であると。そしてその予測のとおり、数日でまた夏が戻ってきました。やはり神通力でしょうか。今月はメーデーという労働者の日がありま…

「ダブリンの時計職人」

大した労働もしておらぬのに、メーデーなので会社が休みでした。わたくしのようなふざけた労働者でもメーデーしてよろしいのかしら、あらそう、よろしくて?ご親切にどうも、という気持ちで休みました。午後から快晴になりましたし、毎月1日は映画の日ですか…

バタコ。

先日ネジ家へ行ったのですが、さすが幼児がいるご家庭、アンパンマン関連の書籍やグッズがありました。どの友人知人に聞いても、「子らは必ずアンパンマンに夢中になる。魔法のアニメだ。」と言います。やなせ先生の偉大さ底知れない。自らの頭部が食品で出…

特別展「栄西と建仁寺」

風神雷神がトーハクにきたというので観てきました。本物の風神雷神グサンを観るのは初めてなのですが、想像していたものより小さく、そしてちょっと漫画っぽくてかわいい画でしたから、「おもてたんとちがーう!(いい意味で)」となりました。また、四頭茶…

「パン屋文六の思案」

大正ロマン的お洋服を着た人々が、ちゃんとお芝居もしつつ、非日常的な、常識的な人間はけっしてしないであろう動きをするという、とてもカロリーのいるおもしろのやつでした。演じている人々は大変でしょうがとても楽しい、そして観ている人々もお椅子が硬…

ネジ家訪問。

ネジ家へ行きました。ネジ家はガンダーラ、彩の国ガンダーラにあります。そこは大変風の強いところです。去年の今頃、リカオちゃんと訪問して以来でしたが、その時と変わらぬ風の強さでした。ネジ子さんとコネジ先生(ネジ家の長女 2歳)が駅までお迎えに来…

「チスル」

島のほとんどの人がしんだ史実を元に作られた、意識の高い映画を観に行きました。カウンターでチケットを買ったら馬鈴薯をもらいました。ここ近年、終始イモばっか食ってる映画(「ニーチェの馬」)や、イモしか収穫できない映画(「雲南の子」)を観てきた…

最近の事

「退院」 友人が退院しました。約5ヶ月間の入院生活から解放されました。ほんとうにすばらしいことです。この病気は完治はしないそうです。しかし彼女なら病気とうまく折り合いを付けてやっていけると思います。ちゃんと真面目に生きていれば大事な時にまわ…

「眠れる美女」「父の秘密」

「しなせて」と「しなないで」のお話しでした。尊厳死をめぐる3家族のお話しがあっち行ったりこっち来たりの構成で、テンポがよくあっという間に終わった気がします。それぞれの3家族のラストシーンは、何かを解決するでもなく、しかしその先に解決があるの…

わたしのきらいなもの。

・パチンコ、スロット どんなに頑張っても機械の設定に左右されているのであり、あの創造性のない怠惰な、そしてなにより、設定したにんげんに操作されている、わたくしの意思がそこに存在しないあそびはいやだ。わたくしが遊んでいるのではなく、遊ばされて…

鉄人ミキコフの節穴日記。

リカオちゃんの病院に行ってきました。病室に入るとリカオママがいました。「うちの子、ロボットと友達なの!?」と心配なさらないよう、にんげんらしいご挨拶をしました。おそらく、今年一番の「にんげん」が出せたんじゃないかなと思います。この日のにんげ…

ラジオ。

今冬季、まだ自宅で一度も暖房器具を使用していないことで有名なミキコフですが、初めて買った音楽はオフコース(カセット)だったんですけれども、初めて買ったCDはハウンドドックとS.E.N.Sだったと思います。クラスのみんながジャニーズの子らに沸いている…

アル中と猫。

サクラコフの新居を訪問しました。駅の近くにあり、陽当たりの良いあかるいお家でした。新築の匂いをかいだら幸せな気分になりました。しかし、新築の匂いは化学物質のにおいであると聞いたことがありますから、それに安らぎをおぼえたわたくしはやはりロボ…

「家族の灯り」

まるで舞台演劇をみているような演出だと思っていたら、戯曲を映画化したのだそうですから当たり前でした。解せました。冒頭の波止場のシーン以外はずっとびんぼうの薄暗く湿ったお家の中でした。薄暗く湿ったお家には老夫婦と嫁で暮らし、彼らは8年前に失踪…

汁物騒動。

久しぶりに食貪さん(40代OL)のおはなしです。食貪さんの本名は「食貪」ではありません。食に貪欲なので食貪さんと呼ばせていただいています。腐ったパンを捨てることが出来ずに会社の人に配ってしまったり、個人的なお悔みごとで貰ったとんでもなくパサパ…

見舞いin雪

また雪が降りました。先日の大雪の残りに重ねての雪でしたから、地域によっては大変なことになっており、東京でのんきに「雪だ〜。」と喜んで申し訳ありませんでした。雪ぐらいで心躍らせるとは、まったくどうかしていました。この昂揚感をもっと生活に、い…

雪の東京。

東京に雪が降りました。数回の「雪が降る降る詐欺」を経て、本当に降りました。南国育ちで雪珍しがり族のミキコフは、朝一で窓の外を見、雪の本気を確認しまして、横殴りなりかけの吹雪の中、あえて少し距離がある方のスーパーまで買い物に出かけました。す…

夢のはなし。

インターネットの人々が、インターネットに面白い夢のおはなしを書いているのをよくみかけます。それはたいへん興味深く、また楽しくもあります。そんな時わたくしは思います。「皆、よく覚えてなさる。」と。わたくしは最近特にですが、ほとんど夢を見なく…

音読。

素敵OLさんの長女ちゃん(小3)が自宅で音読の宿題をしていたそうです。あまんきみこさんのあの名作、『ちいちゃんのかげおくり』です。その日の音読はもうすでに何度目かの音読だったらしく、素Lさんは「ああ、またちいちゃんのかげおくりね。」と思いな…

Tokyo

朝、電車が遅れました。しかし東京という国は朝の忙しい時間帯に人身事故が起きる不思議なところなので、いつなんどき人が飛び込んだりしても大丈夫なように少し早めに出勤するようにしています。そのおかげか、本日も遅刻せずに、なんだったら社内でもわり…

婦人。

テレビの偉いっぽい人が、また女子見下し発言をして「コラー!」といわれたようです。しかし、コラー!と言った側も、立場上コラー!としとかないといけないからコラー!ってしたけど、組織に迷惑をかけるなよという意味のコラー!であって、発言のもつ意味…

エイドリアン。

ロッキーという、ヒューマン筋肉映画があります。それは大変有名な映画で、人々はそれを語る時、生卵ゴクゴクとともにあのセリフを思い出します。「エイドリアーン。」です。テーマソングがよりエイドリアーン感を演出し、ロッキーがうおー!となっている感…

「スペシャリスト 自覚なき殺戮者」

先日、裁判を哲学して物議をかもしたご婦人の映画(「ハンナ・アーレント」)を観たのですが、そのご婦人が哲学した裁判の記録映画を観に行きました。被告人のアイヒマンは頑張って言い訳をしていましたが、全員が敵でしたから、言い訳は彼の口より発せらる…

100日目。

リカオちゃんの入院100日目でした。100日記念に何か持ってゆこうと思いましたが、入院の記念品はよろしくねいではないか、と思いなおして手ぶらで行くことにしました。直前にナイーブのネッ友から、我もリカオの見舞いに行きたいとゆったらなんとする、と伺…

「R62号の発明・鉛の卵」

R62号の発明・鉛の卵 (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1974/08/27メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (50件) を見るたいそう久しぶりに安部公房を読みました。学生の時以来だと思います。なんか文章いかつ…

アドバイス。

素敵OLさんの長女ちゃん(小3)は、まったく物怖じしない元気印の女児なのでありますが、物怖じしなさ加減が母である素Lさんは不安であるようです。このまま大人になってはとんでもない事をやらかす女になるわと心配しておりましたから、もう少し成長します…

「タモリ論」「パンツの面目、ふんどしの沽券」

タモリ論 (新潮新書)作者: 樋口毅宏出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/07/13メディア: 新書この商品を含むブログ (50件) を見る正月、田舎があまりに田舎然としすぎており、「このまま家におったら脳が壊死してしまう。」と母と鹿児島の知覧に行ってきま…

新年。

明けましておめでとうございます。わたくしのような者にも年明けから仕事があり、大変ありがたく労働させていただきました。せっかく労働できても消費税は上がり、いつでもお戦争が出来る国になりそうですが生きられるところまで生ききってやろうと思います…