書籍

「その言葉を/暴力の舟/三つ目の鯰」

その言葉を/暴力の舟/三つ目の鯰ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: ぐるぐる王国DS 楽天市場店価格: 1,890円おくいずみさんはどうしていつもこんなにぐっとくる文章を書くのでしょうか。かつてのクラスのヒーローがゴミ…

「青鞜小説集」

青鞜小説集 (講談社文芸文庫)作者: 青鞜社出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/07/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る「時代を先取りし過ぎていた。」という言葉は、才能のない人間にとっての恰好の逃げ道となることがあります。それはけっ…

「西海原子力発電所/輸送」

西海原子力発電所/輸送 (講談社文芸文庫)作者: 井上光晴出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/03/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る出てくる人が全員九州弁のお話しでした。九州弁はいいです。なぜならわたくしの故郷も九州だからです。こ…

「ペガサスの挽歌」

ペガサスの挽歌 (シリーズ 日本語の醍醐味 4)作者: 皆川博子,七北数人出版社/メーカー: 烏有書林発売日: 2012/10メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (7件) を見るわたくしは「趣味:読書」というほどの読書家ではないのですが、本は嫌いで…

「R62号の発明・鉛の卵」

R62号の発明・鉛の卵 (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1974/08/27メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (50件) を見るたいそう久しぶりに安部公房を読みました。学生の時以来だと思います。なんか文章いかつ…

「タモリ論」「パンツの面目、ふんどしの沽券」

タモリ論 (新潮新書)作者: 樋口毅宏出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/07/13メディア: 新書この商品を含むブログ (50件) を見る正月、田舎があまりに田舎然としすぎており、「このまま家におったら脳が壊死してしまう。」と母と鹿児島の知覧に行ってきま…

「貧しき人々」

貧しき人々 (岩波文庫)作者: ドストイェフスキイ,原久一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1960/01/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る貧乏の人々が、貧乏が諸悪の根源だ!きっと神様がお助け下さる!と手紙のやりとりで傷を舐め合って終…

「原発と権力」

原発と権力: 戦後から辿る支配者の系譜 (ちくま新書)作者: 山岡淳一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/09/05メディア: 新書購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (13件) を見るこの手の書籍を読むと、とてもこころが疲れます。生きることに…

「遊戯の終わり」

遊戯の終わり (岩波文庫)作者: コルタサル,木村榮一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/06/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (23件) を見るサンショウウオが気になるわ〜、と毎日サンショウウオを見ていたら意識がサンショ…

「美しい夏」

美しい夏 (岩波文庫)作者: パヴェーゼ,Pavese,河島英昭出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/10/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (30件) を見るわたくしには瑞々しさが足りない。そう思い読んでみました。少女と女の間を行…

「ワインズバーグ・オハイオ」

ワインズバーグ・オハイオ (講談社文芸文庫)作者: シャーウッド・アンダソン,小島信夫,浜本武雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/06/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 34回この商品を含むブログ (18件) を見るネタバレ許すまじの人には甚だ申し訳あ…

「思想のアンソロジー」「田紳有楽」

思想のアンソロジー作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る吉本隆明さんの著書を読んだらなんか賢くなるような気分になるので読みました。わたくしは賢くなりたい。幼少…

「孤独な娘」

孤独な娘 (岩波文庫)作者: ナサニエル・ウェスト,丸谷才一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/05/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見るタイトルが気の毒な感じなので買いました。ナサニエル・ウェストさんというアメリカの人が書いた気の…

「武士道」

武士道 (岩波文庫 青118-1)作者: 新渡戸稲造,矢内原忠雄訳,矢内原忠雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1938/10/15メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 146回この商品を含むブログ (217件) を見るアイドルの人が男と仲良しして坊主になったニュースを、潔し…

「天皇と東大」3・4巻

天皇と東大 III 特攻と玉砕 (文春文庫)作者: 立花隆出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/01/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る天皇と東大 IV 大日本帝国の死と再生 (文春文庫)作者: 立花隆出版社/メーカー: 文藝…

「天皇と東大」1・2巻

天皇と東大 I 大日本帝国の誕生 (文春文庫)作者: 立花隆出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/12/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (10件) を見る天皇と東大 II 激突する右翼と左翼 (文春文庫)作者: 立花隆出版社/メーカー: …

「迷路のなかで」

迷路のなかで (講談社文芸文庫)作者: アラン・ロブ=グリエ,平岡篤頼出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/02/10メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 20回この商品を含むブログ (27件) を見るタイトルがカッケーと思ったので買いました。読んでみたらフランス…

「ミハスの落日」「ウィグルの母ラビア・カーディル自伝」 

空気が冷たくなってきて少しやる気が出てきたので、本の感想とか書いてみます。ミハスの落日 (新潮文庫)作者: 貫井徳郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/03/29メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (14件) を見る貫井徳郎さんのは長編ばっ…

「北朝鮮で考えたこと」

北朝鮮で考えたこと (集英社新書)作者: テッサ・モーリス-スズキ,田代泰子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/05/17メディア: 新書購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見るオーストラリア人の歴史学者の人が、北朝鮮に行って考えたこと…

「告別」「傍聞き」

告別 (講談社文芸文庫)作者: 福永武彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/06/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (8件) を見る読みにくくて大変面白かったです。この「読みにくい」というのは文章が難解で読みにくいというわけ…

中国と日本人

風媒花 (講談社文芸文庫)作者: 武田泰淳出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/03メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る終戦直後の中国に対する罪悪感と劣等感、中国と日本の血をさらっと描いているので、武田泰淳ゴイスーってなり…

メガネとポシェットのおじさん。

チベットの祈り、中国の揺らぎ――世界が直面する「人道」と「経済」の衝突作者: ティムジョンソン,辻仁子出版社/メーカー: 英治出版発売日: 2011/10/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見るしばらく雑誌しか読んでいませんでし…

コントレックス由吉。

雪の下の蟹・男たちの円居 (講談社文芸文庫)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 講談社発売日: 1988/01/26メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (4件) を見るあなたは内向的な性格ですか。わたくしは幼き頃は内向的でした。しかし今は「…

ワヤ&クソ

鶴 (講談社文芸文庫)作者: 長谷川四郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/07/03メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る突然で恐縮ですが、北方領土はきっともうこの先何年、何十年、何百年経っても日本には戻ってこないんだろうな…

暮らしは低く、意識は高く。

スゴブロガーのネジ子さんと女子会をしたときに買ったものです。放射能そこが知りたい (かもがわブックレット)作者: 安斎育郎出版社/メーカー: かもがわ出版発売日: 1988/10/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るこれは入門書…

ご利用は計画的に。

小さな部屋・明日泣く (講談社文芸文庫)作者: 色川武大出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/08メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る色川武大です。面白いに決まっているので高いけど買いました。カードで買いました。カード破…

神様仏様。

骨の火 (講談社文芸文庫)作者: 森内俊雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/11メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る今まで読んだ宗教小説の中で一番面白かったかもしれません。どのようなところが面白かったかというとキリスト…

鰹節を削って出汁をとるといい出汁がとれる。

業苦・崖の下 (講談社文芸文庫)作者: 嘉村礒多出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/09/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (18件) を見る初めて読みました。「私小説の極北」と評される方だそうです。「極北」。かっちょイイで…

DJ Mikikovの勝手にランキンGOOD!

Hey!ネットのナイーブたちわんばんこ!最後の一冊が手に入ったから勝手に桐山ランキングいくぜYeah!新年明けましてってことでラッキーセブンのBEST7だぜ、おまえら耳の穴カッポジってよく聴けYO!まずはナンバー、7! 『神殿レプリカ』(1991) 短編集だぜ…

ジタバッタするーなよー。

震える舌 (講談社文芸文庫) [ 三木 卓 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,404円著者の実体験なので臨場感がマジ半端ねぇ。やっとできた一人娘が破傷風に罹って、夫婦がてんやわんやする話です。「…