2016-01-01から1年間の記事一覧

「この世界の片隅に」

なんかすごいらしいから観に行きました。人が沢山来ており、なるほどなんかすごいんだなぁ、日本アニメ映画も元気があってよろしいと思いました。戦争はひどいぞ!戦争こわいぞ!と大上段に構えず、普通の暮らしでもって「戦争」を表現しており、モガだった…

「みかんの丘」

これは先日観ました「とうもろこしの島」の半券で200円(だったと思う)割引になります。逆もまた然りですので、みなさんも観に行ったらいいと思います。朝からチケット売り場に人々が並んでいましたが、半券を出して割引いてもらっているのはわたしの他にお…

「とうもろこしの島」

くろさわとしおみたいなおじいとその孫娘が、無言で小屋ととうきび畑を作っているおはなしでした。ずっと作っていました。あまりにもずっとDIYするので、途中で「趣味百科かな?」となりましたが、だれも言葉を発するものがいないので、すぐにそれではない、…

「めぐりあう日」

母探しが袋小路でうおー!となっている女の人が、子育ても袋小路でうおー!になっているお話でした。女の人はだいたいずっとうおー!して心が忙しいので、外国の人、感情がすごいなぁとなりましたが、映画全体は静かな空気で包まれており、まさに「女」を表…

プレゼン

近所のスーパーに行った。鮮魚コーナーでおそらく4〜5歳と思われる男児が母親に魚はいやだと訴えていた。「ママ〜、お魚やだ!お魚食べたくない〜。」「ママはお魚食べるよ。」「やだやだ〜、お願い〜ママ〜。」母親は涼しい表情を崩さず、男児の必死の訴え…

「或る終焉」

この監督さんの映画は今後も気をつけなければいけない、の映画でした。「父の秘密」という全編むごし、ゴリゴリのむごしここに極まれりの映画をかつて観たのですが、その監督さんの作品だということで、たぶん普通には終わらないはずだと思っていましたが普…

「さざなみ」

年配のご婦人方がたくさん観に来ていました。その観客たちと同じお年頃の妻と、年上の夫の、積み重ねた年月は無力である、のおはなしでした。男の後ろ向きと女のそれは全く違うのですが、とてもよく表現されていたと思います。メインキャストの年齢設定もま…

「緑はよみがえる」

イタリアの兵隊さんたちが、豪雪の塹壕でしんだように生きているお話でした。真っ白な積雪と厳冬の枯れ木の森と地下壕という、全体的に灰色の風景で始まりましたが、灰色のまま終わりました。兵隊さんたちは雪の塹壕にずっといました。ずっといてどこにも行…