「皆さま、ごきげんよう」

odo-mikikov2017-01-23

知性と暴力を交換するじいさんと、頭蓋骨を集める酒飲みじいさんが、いろいろあるけどいろいろ受け入れて生きているお話でした。だからといってこのじいさんたちのお話なのかなと思って観てしまうと混乱するかもしれないので、出てくる人みんなが主人公だという認識で取り掛かっていただきたい、そう思います。支配者と大衆はいつもどんな時代でも混ざり合うことはなく、男と女も美しく混ざり合うことはないのに、にんげんはそういうところでなんか楽しく生きようとする、まったく滑稽な生物だなと思いました。酔っぱらいがペチャンコになるし、あるはずのない扉が突然現れたり、何かよくわからないけど忙しい映画なので「何かよくわからないけどいそがしいなぁ。」と不安を感じるかもしれませんが、最後は「優しいわー、優しくするでこの映画はー。」となるので心配しないでください。すばらしかったので観た方がいいとおもいます。インターネット上の誰か知らんひとの評価とか気にせずに自分のあたまで観ることができないひとはみなくても生きていけるので、ほかの映画とか観ても大丈夫です。以上です。