「沈黙」

odo-mikikov2017-02-11

りあん先生のすばらしい文学を、スコセッシ大先生が料理した宗教映画を観てきました。くぼづかくんがすごく頑張っているとの前評判通り、ちゃんと俳優さんしていました。映画館には様々な年齢層の人々がきておりましたが、さすが宗教映画、年季の入ったシスターが何人も観に来ていました。シスター達、どういう気持ちでみてたのかしらと気になりました。わたしは宗教とともに生きる生活を送っていないので、宗教側の目でみてみたいと思いました。宗教ではないひとが観れば壮大な人間ドラマとして観ることができますが、わたしはもっと内側で理解したいという気持ちにさせられました。冒頭から「不条理なるが故に我信ず」がずっと続きます。ずっとです。それでもって、なんかたくさん人がしにます。すぐしにます。わたしはできるだけ根拠のあるものを信じたいよ、だって説明のつかないものを信じたらみんな血まみれでしんじゃうやん、しんでしまいますやん、嫌ですやんてなりました。職場で隣の席の若い男性社員(20代)に「スコセッシの映画観てきた。」と話すと、「スコ?スコッセッシ?なんすかそれ。」と言われました。タクシードライバーを観るといいよ、アメリカンニューシネマの傑作だよとお姉さんぶってレコメンしたところ、「え?アメリカンニューシネマの傑作ってホームアローンっしょ。子どもがずっとア゛ーーーーッ!!ってゆってる最高のやつっしょ。」と言われたので、大人ぶってごめんよ、映画ってそういうもんだよねと反省しました。ア゛ーーーーッ!!