DJ Mikikovの勝手にランキンGOOD!

Hey!ネットのナイーブたちわんばんこ!最後の一冊が手に入ったから勝手に桐山ランキングいくぜYeah!新年明けましてってことでラッキーセブンのBEST7だぜ、おまえら耳の穴カッポジってよく聴けYO!

まずはナンバー、7!
『神殿レプリカ』(1991)
短編集だぜ。おまえらに言うことがある、こいつはマジ全部いい話だぜ!老人が遠い昔、入院中に出会った若者から預かった眼球の話、新生児室の世にも奇妙な話、夢か現か桐山ワールド!

この調子でいくぜ。ナンバー、6!
『聖なる夜聖なる穴』(1987)
こいつは沖縄が舞台だ。謝花昇の戦いの歴史だぜ。沖縄をこんな風に扱った作家って他にいるかい?ああ、いますか。じゃあいいです。でもたぶんだけどおれは思うぜ。こんなに冷静に俯瞰で書ける作家なんて他にあるものか、ってな。謝花昇学生運動に敗れた青年・東京から出張で沖縄に来た男。こいつらの話がクロスするぜ。なんつったってタイトルがイカしてるよな。聖なる夜yeah!聖なる穴YO!

この調子だと辛いって?HaHa!無視していくぜ、ナンバー、5!
『都市叙景断章』(1989)
こいつはなかなかの曲者だぜ!怪我すっから、まじ覚悟しな!明らかに山岳ベース事件をモチーフにしてるんだ。実話を元にしているのに幻想的、つまりなんつうかファンタジー感マジパねぇ。 前知識あると最高だけど、なくったってかまやしないさ。ロードオブザなんとか?ハリーなんとか?オイオイ(笑)そんなもんでファンタジってる場合じゃないぜ。そんなやつはママのミルクでラリってな。

Yeah,brother!目が鯖だぜ!say,SA-BA!HO!ナンバー、4!
『未葬の時』(1994)
著者が亡くなる1ヶ月前ぐらいに脱稿した作品なんだ。末期のがんに侵された男のはなしさ。男とそいつにかかわるそれぞれの視点から語られるんだ。悲しくもあり、そして清々しい話なんだぜ。優しい気持ちになれるから、ナイーブたちの心にも優しいお話だ。命を削って書いた魂の作品、ナイーブのハートにダンクシュート!

人間諦めも肝心だぜ、ナンバー、3!
『亜熱帯の涙』(1988)
デカイ男とその女が無人島を有人島にしたけど、また無人島になっちまったって話しさ。え?この前聞いたからもうたくさんだって?HAHA!オーライ、わかったぜ。とにかくこいつは果てしなくむなしい話だけど生命感にあふれてクスッて所が何箇所かあるから面白いはなしだぜ!

いよいよきたぜ、ナンバー、2!
パルチザン伝説』(1984
亜熱帯と悩んだんだ。けどやっぱこっちだぜ。なんたって書簡スタイルなんだけど、手紙に手紙が出てくるっていうややこしいことになってるんだぜ!親父と兄と男のはなしさ。天皇暗殺事件だの爆弾闘争だの物々しい内容だけど、視点はマジ冷めてて超Cool!(ダブルミーニングな!)全ての革命は果たされず、悲しい結末なのさ。マジ感動だぜ、革命on革命!革命for革命!

Hey,おまえら最高だぜ、一緒に叫ぶぜナンバー、1!
『風のクロニクル』(1985)
こいつはダントツだぜ!どんな話かって?男と男と女の話さ。学生運動で身も心もボロボロになっちまうのさ。書簡スタイルでまじCOOL!途中で南方熊楠っぽい人物の話が出てきたり、盛りだくさんだけど話は破綻してない、これ最高!テーマ詰め込み過ぎてまとまりきらなかったあのうんこ小説とは格が違うぜ!読後の切なさったらないね。「全米が泣いた!」とかおれはそんなクソみてぇなことなんか言わねぇ。涙なんかでやしねぇ、失禁するぜ。アテント履いて読むしかねぇ!おれのお気に入り小説No.1!