暮らしは低く、意識は高く。

スゴブロガーのネジ子さんと女子会をしたときに買ったものです。

放射能そこが知りたい (かもがわブックレット)

放射能そこが知りたい (かもがわブックレット)

これは入門書として非常にええやつだと思います。大きさや頁数も程よいですし、内容が読みやすいのでおすすめです。放射能放射線の違いから、放射線の種類、人体への影響、食品への影響など、みんな知りたいあれやこれやがわかるので会社のおっちゃん連中とのおしゃべりや、なんだったら合コンなんかでもちょっとしったかできるかもしれません。まあ、そんな浮かれた気分になる話題ではないので合コンで果たして盛り上がるかと言われると、そんなに盛り上がらないでしょうから話題に出さないほうがモテると思います。しかし、意識の高い女子であれば食いついてきますでしょうから、意識の高い女子を見つけるための判断材料にはなるかもしれません。とにかく普通に自分の生活にプラスにはなると思います。
内部被曝の脅威  ちくま新書(541)

内部被曝の脅威 ちくま新書(541)

TV SHOWやインターネットはどれが本当かわからない情報を垂れ流しますから、自分で出来る限り多くの情報を求め、自分で判断していかなければだめです。と、いうことで放射能つながりでこれも買いました。鎌仲監督と肥田舜太郎氏の共著です。これも大変興味深いやつです。低線量被曝の危険性や、劣化ウラン弾の脅威、日本での原爆の後遺症がどんなものであったか等、具体的な例をあげて書かれているので臨場感がありました。どっかのよくわからねぇところでじじいどもが勝手に放射線量の年間許容量とかをひき上げていますが、コレを読んだら恐ろしくて恐ろしくて、そして悲しくなるばかりです。「何故、危険な物質が発生するのに人類は核エネルギーを使い続けるのか。」肥田氏は資本を絶えず拡大しなければならない人類の宿命であり、地球上の50億人が幸せになるために1億人が犠牲になるのは仕方ないという功利主義的考えによるものだと答えています。しかし、その功利主義的考えは間違っていると多くの人々が気付いているはずだと鎌仲監督が問うと、「しかしほとんどの人が、影響を受けるのは一部の人だと考えているのです。」と答えています。人間はバカなのです。バカではないやつなどいないのです。これが一番忘れてはいけないことなのです。別に保阪氏が好きなわけではありませんが気付いたら氏の著書はこれで3冊目であることに気付きました。やっぱすきなんでしょうか。まさに「官僚と軍隊と日本人」というテーマで太平洋戦争を考えた著書です。このあたりの歴史が好きな方は面白いと思いますが、そうでない方にもええやつだと思います。とにかく情報というものは生身の人間をどうしても通さなければならないものですから、必ずどっかで操作される。だから情報というものには注意深くならなければならない。ということがわかります。ただ単にあの戦争ってなんだったの?だけではないので、意識の高い人間になれるかもしれません。しかし何度も言いますが意識の高い人間はモテないので子孫を残せない可能性が高まります。痛し痒しです。