「天皇と東大」3・4巻

天皇と東大 III 特攻と玉砕 (文春文庫)

天皇と東大 III 特攻と玉砕 (文春文庫)

天皇と東大 IV 大日本帝国の死と再生 (文春文庫)

天皇と東大 IV 大日本帝国の死と再生 (文春文庫)

バカで有名なミキコフですが、無事読了いたしました。大日本帝国から終戦へと、東大の教授陣(河合栄治郎南原繁平賀譲など)をピックアップしつつ、その時々の天皇の言動を織り交ぜながら日本が辿った黒歴史を解明する的な感じでした。特攻隊や平賀粛清、宮城事件等その他諸々内容が濃すぎるので言いたいことがあり過ぎてどうしたものか。最終的には立花隆がすごいてなりました。人々はホントに読むといいよ。面白さはもちろんですが、今だからこそ読まなくてはならない本だと思いました。うっかり失言しちまう人々は特に読んだ方がいいと思ったです。あの人々はなんであんなところでうっかりするのでしょうか。うっかりはおうちで済ませてきてほしいです。世界には日本しかないと思っているのでしょうか。すべての問題をまるッとズバッと解決することだけが平和だとは思わないし、解決しない平和もあると思うのです。わたしはバカなのでしょうか。バカです、すみません。バカなりに日本の事が心配です。「心配するこたねいよ。」と思っている人がいたらもっと危機感をもって生きた方がいいと思います。日本はヤベいです。憲法を改正したら大変なことになります。ほんとに大変なことになります。小さな変化が突破口になってあとはなし崩し的に崩壊します。それが歴史です。戦争を仕掛けなくとも仕掛けられて当然の国になってしまいます。わたくしは幼少の頃大人たちに、軍事力を持たない国は攻められるのではなく、軍事力を持たないことが最大の武器なのだと教えられました。武装しなくっちゃいけないのはそこじゃないのよと習いました。本当にそうだなぁって思いながら育ちました。これは間違っていましょうか。原子力は安全なのでしょうか。危険と便利が一緒くたなのは当たり前なのでしょうか。このままだと日本はなくなっちまいます。ネッ友たちに子孫が生まれたり、生まれようとしています。わたしはなくなっちまってもしょうがねぇし、なんだったらもはやどうでもいいんですが、できればこのチビこい人々がアイドルファンになったりサブカルになったりするのを見届けたいのです。