アル中と猫。

サクラコフの新居を訪問しました。駅の近くにあり、陽当たりの良いあかるいお家でした。新築の匂いをかいだら幸せな気分になりました。しかし、新築の匂いは化学物質のにおいであると聞いたことがありますから、それに安らぎをおぼえたわたくしはやはりロボットなのかもしれません。久しぶりに会ったサクラコフは、会うなり「酒を買って帰るんだからな。」と言っており、相変わらず酒を愛し、あたまの丸いカワイ子ちゃんでしたのであんしんしました。そしてこの日はサクラコフの実家から預かっているネコちゃんがいました。サクラコフのお母さんに置いて行かれ、すねていました。しかしネコはすばらしい、ネコのいる人生はまったくしあわせであるといった猫への賛辞で盛り上がり、おいしいチーズナンとタンドリーチキンを食しました。当初は、キノコのリゾットをこさえてくれていたそうですが、こさえすぎて見た目がよろしくなくなったからご提供できないんだゾと言っていたので、まったくうっかりさんじゃのうと思いました。このうっかりさんが、今のお仕事は一日中地味で神経を使う業務なので、しっかり睡眠をとらなければ大変なことになると言っていました。「二日酔いの時とかホント無理な作業なんだからな。」と言うので、「二日酔いはお前のさじ加減じゃろうが。」と注意しておきました。まったくアル中には困ったものです。最近のインターネットたちの話題や、面白かったラジオ番組の話、そしてサクラコフが作ったおちょけたシャチハタ印の話題で盛り上がり、我々は30も過ぎて中学生のような話しかしていない、大丈夫だろうかと自分たちの精神年齢に不安をいだきつつも、たいへんおだやかな一日でした。ありがとうございました。