ラジオ。

今冬季、まだ自宅で一度も暖房器具を使用していないことで有名なミキコフですが、初めて買った音楽はオフコース(カセット)だったんですけれども、初めて買ったCDはハウンドドックとS.E.N.Sだったと思います。クラスのみんながジャニーズの子らに沸いている時にわたくしはなんかおもしろいことになっていました。なぜハウンドドックを買ったのかといいますと、当時おおともこうへいさんがラジオ番組をなすっており、そのラジオのリスナーだったからでした。おおともさんとちくらまりさんが二人で楽しげにお話をしていました。おおともさんはTVの音楽番組では何かを踏ん張っているような表情でウォウウォ、ナァァーと叫んでいるのに、ラジオではまったくコミカルで饒舌なミュージッシャンでした。そんな軽快なトークでアハハし、そしてさだまさしのセイヤングの内輪盛り上がり感やおかしな川柳にワクワクしていました。わたくしはお布団にもぐってイアフォンをしてクスクスわらっているこどもでした。しかし、大学で知り合った人々はオールナイトニッポンを聴いて育っていました。わたくしもオールナイトニッポンで育つべきでした。オールナイトニッポンは言語で言えば英語のようなものです。オールナイトニッポンの思い出を語れば、都会のサブカル達とすぐに打ち解けることができます。わたくしの中学時代はまったくうっかりでした。セイヤングで「山崎ハコ、コエー!」とか思っている場合ではありませんでした。もっとオールナイトニッポンしたり、洋楽したりするべきでした。でも中学生とかでオールナイトニッポン聴いてる人って、ちょっと早熟じゃない?って思います。やはり都会の子らは煌々と灯りつづける街の灯りのせいで早熟なのかしら。わたくしも田舎育ちとはいえ、育ったところは結構住宅街だったんですけど、やっぱり夜はとっても暗くて懐中電灯がないと、いやあったとしても一寸先は闇でした。明るすぎる世の中が人間の成長を左右する。心の成長と身体の成長のバランスがどんどん壊されていく!わたくしたちはわたくしたち以外のなにかに操作されているのだ!(されていません)にんげんは滅びるのだ!(いずれ滅びます)