Tokyo

朝、電車が遅れました。しかし東京という国は朝の忙しい時間帯に人身事故が起きる不思議なところなので、いつなんどき人が飛び込んだりしても大丈夫なように少し早めに出勤するようにしています。そのおかげか、本日も遅刻せずに、なんだったら社内でもわりと早目に出勤した人になりました。有事の際を想定して生きることがとても大事だという事です。そんなことより、ひとはどうして飛び込むのでしょうか。朝からそんな悲しい事はしないでほしいです。だからといってそういうことは夜せいといっているわけではなく、日時に関係なく、悲しいのはいやですよということです。「人身事故の為、運転見合わせております。」のアナウンスを聞くと、無事だったのかしら無事だといいわねと暗い気持ちになります。これから働くぞー!という時になんでそんなことになったのか、見ず知らずのひとにおもいをはせてこころがかなしみでいっぱいになります。故意的にしろ、そうでないにしろ事故はかなしいです。そのひとにも家族がありましょうし、友人や知人もありましょう。ペットを飼っていたかもしれません。こんなことが月に何度も起きるなんて、東京は悲しいでできている国なのでしょうか。時間調整で動かない車両に乗って、そんなことを考えていました。考えながらふと目の前の席に座る乙女を見ました。一生懸命顔を作成中でした。マスカラを狂ったように塗り、塗り終わったかと思ったらまた別のマスカラを取り出して一心不乱に塗り固めていました。かなしみとばけものの国だ東京!