「みんなのアムステルダム国立美術館へ」

odo-mikikov2015-01-19

人々が一生が決まるかもしれない試験を頑張っている時、わたくしは映画を観るため、渋谷にいました。センター街(センター試験なだけに!)はにんげんであふれかえっていました。無秩序に見えて、ある一定の秩序だった流れで人々は動いていました。動線は大事です。映画は、街の動線を守りたい人々と美術館の格式を守りたい人々が右往左往して騒動するドキュメンタリーでした。自転車で美術館の中を通り抜けできなくなる!うおー!というサクリストたちの活動に振り回されて、改修工事計画が二転三転し、さらに館長が途中交代するというイベントも発生し、工期は伸びに伸び、終わりの見えない作業を延々と繰り返すという、ほとんどコントみたいなことになっていました。次期館長候補者選びや、壁の塗装工事、すべての案件でてんやわんやでしたから、どう着地するものかと思いましたが、なんか最終的にはみんな「美術館ワーイ!」てなっていたのでめでたしめでたしでした。登場人物が普通の人々なのに、大抵の人が俳優みたいに様になっていました。外国の人、からだのつくりがカッケーです。上映時間も1時間30分ほどで丁度よいですし、内容も面白いので「ドキュメンタリー映画はちょっと…。」というひとも大丈夫だと思います。あと、冒頭で「一生が決まるかもしれない試験」と言いましたが、目の前の指針が若干見えるだけで、別にそんなことぐらいで一生は決まらないので受験生がんばってください。(センター試験受けてません)