2014年観たものまとめ。

年の瀬も押し迫って、振り返ってみましたところ、2014年は14本の映画を観ていたようです。ということで、簡単に振り返ります。これからDVDとか借りてみてみようかな〜、という人は参考にしてください。(しないでください)
スペシャリスト」
アイヒマンの裁判を記録した映像が見られます。戦争とは、というよりも、もはや人間は何のために存在しているのか、という気持ちになりますから気を付けてください。
「家族の灯り」
不条理なやつが苦手な人は観ない方がいいと思います。上質の舞台演劇を見た、という感じがします。役者が豪華で贅沢なきもちになれます。
眠れる美女
しなないでという感情は果たしてだれの幸せか、というやつです。だれにおすすめしても大丈夫なやつだと思いますが、出会ってすぐセクスするので驚かないでください。
父の秘密
人間の愚かさを濃縮したやつです。徹頭徹尾神経がそがれるおはなしなので、わたしのようにこころがしんでいる人は大丈夫ですが、ナイーブなひとは観ないでください。しにます。
「チスル」
ユーモアと狂気がこんなにうまく融合するものか、と感心した映画です。せんそうとはこういうことだ、というやつです。
「ダブリンの時計職人」
悲しみと優しみが絶妙でした。気になるあの子と一緒にみても大丈夫なやつです。映像もいいし、出演者のキャラクターもいいので安心してみてください。
ワレサ
闘うことの手におえなさ、のやつです。テンポがいいですし面白いのですが、時代背景とか予習して観た方がいいやつだとおもいます。予習とかいやだぜというひとは観なくてもだいじょうぶです。
「収容病棟」
とんでもなく長くてとんでもなく衝撃的な映像でした。圧倒されました。これはDVDとかになるんでしょうか。ならないと思います。そういうやつです。
「大いなる沈黙へ」
絵画のような映像です。光と影をそのまま撮るとこうなるのか、という映画。無駄を一切省いた、そういうやつです。上映時間が長い上に、音がほとんどないので不眠症のひとは観たらいいと思います。
「チョコレートドーナツ」
おもてたより気持ちのやり場がない、の映画でした。泣ける映画という触れ込みでしたが、悲劇すぎて泣けないと思います。
「イーダ」
すばらしい。無駄がなく、かっこいい。映像もさることながら、ストーリーがすばらしい。感動しました。こころがしんでいることで有名なミキコフが感動しました。2014年の1位はたぶんこれです。
「リアリティのダンス」
絵本のようなお話しでした。ほんとうのグリム童話、みたいなのをイメージするといいかもです。でもこどもはみたらいけないの指定をされています。おとうさんとおかあさんが突然なかよしするし、おかあさんはだいたいパンツはいてないからだと思います。
「郊遊」
前衛的なやつが好きな人は面白いと思います。風が強いのと、だいたい飯食ってる、という印象です。ラストが前衛の真骨頂です。メタファーが渋滞しています。たいへんおもしろいんですけど、気になるあの子とは見ない方がいいかもです。観終わった後、明確な感想を言い合えないので気まずいと思います。
三里塚に生きる」
ずっと頑張ること、を考えさせられる映画です。にんげんを撮ったらこうなりました、という感じです。頑張っている人たちがみんなたいへん静かだったので、こころがかなしみでいっぱいになります。もっとたくさんのひとが観たらいいのになと思いますが、ミキコフは頭がいいので、そんなことにはならないんだろうなということもわかっています。