見舞い。

世の中の人々が、たかがカード、されどカードの為に東京駅に押し寄せ、怒号が飛び交っていた時、わたくしはインターネットのお友達、星野が入院したので、インターネット婚をしたシヴイ夫妻と見舞いに行ってきました。わたくしは星野になぜか「母」と呼ばれているのですが、病室には星野のリアルお母さんがいました。ナニワからリアルお母さんが、ナイーブな息子の為にやってきていました。ナニワのリアルお母さんにインターネットの住人たちで挨拶をしました。なかなか大変な病気で緊急入院だったようですが、想像したよりちゃんとした状態でしたから安心しました。今は右手のリハビリを頑張っているとのことでした。「星野源と同じ病気です。」というのを何回も言っていました。「面白いと思って言っているのだろうか。」と思いました。しかし病気が病気なだけに「そうですね。退院したらちゃんと摂生して下さい。」と真面目に答えました。わたくしはTPOのわかるにんげんです。筋肉おじさんのシヴイさんは、「検査受けた方がいいですよ。」と星野からしきりに検査をすすめられていました。シヴイさんがいくら筋肉の人だからと言って、年齢的には中年なので心配をしたのだとおもいます。ここ最近、友人が入院したり、わたくしの唯一無二のおかあさん、グレートマザーも入院したり、なんだかわたくしの周辺の健康が損なわれています。わたくしの丈夫さはこのような時のためにあったのではないか、と存在意義を見出しました(見出してない)。ところでシヴイ夫妻は見舞いの品に「ジョジョの奇妙な冒険」という、おそろしく画面のごちゃごちゃした漫画をBOX仕様で3つも持ってきており、「なぜ脳の病で入院したひとにこのような頭が疲れそうな漫画を大量に!?」となりました。星野も「退院する時困ります。」と言っていました。シヴイさんが、「リアルお母さんがいるので、一箱だけ置いて行きます…。」と、一箱だけ置いて帰ったので、いよいよもってして、なぜそれを見舞いの品にしたのかまったくわかりませんでした。シヴイさんはみんなよりちょっとだけおじさんなので、ジェネレーションギャップかなぁって思ったのですが、「1つでいいかなぁって言ったら、カスミちゃん(シヴイさんの妻)がどうせなら全部持って行こうよ、と言ったので。」と言われたので、そういうことではなく、シヴイのナイーブと妻の人のおおらかさの結果だと分かりました。みんなできるだけ元気でいきてください。