「社長吸血記」

odo-mikikov2014-10-07

ごちょさんが、帰国予定もないのにチケットを取ったから一緒に行こうのパターンで誘ってくれたので行ってきました。このためだけに帰国するのであるから、充分に楽しんでいただきたいのでしたが、ごちょさんの横に座ったおじさんが、終始落ち着きが無く、また、へんなタイミングのところで「ハッ!」と笑うたり、独り言をいうなどする、劇場での鬱陶しいお客さんあるあるが発生し、じじい許すまじの気分になってしまったのでたいへん気の毒でした。ハッおじさんは本当に落ち着きがないので、椅子がずっとゆれていました。地震かなぁって度々思いました。だいたいの劇場の椅子は列ごとにつながっていますから、観劇をする人はそういうことを忘れないでほしいなぁと思いました。わたくしも、以前隣に座ったおじさんがすごく臭い、それはもう、内臓がしんでいるのではないかと思われるほどの臭さで、しかしずっと大声で笑い、独り言をゆっていたことがありまして、このおっちゃんに限っては倍の金額を取っていいんじゃないのかね、と大変理不尽な気持ちになったことすらありました。そんなわけで、観劇は環境によってもおおいに評価が左右されますので、これから観劇するよ〜という人は心構えをしておいてくださるとよいと思います。だからと言って全然楽しめなかったのか、というとそういうことはなく、そのハッおじさんの鬱陶しさをも超える、全く充実した内容でしたから、非常におもしろかったです。いろんなひとの頭の中をくりぬいてドンと広げたようなお話しでした。まだチケット取れる日にちとかあると思うので、観てみたらいいとおもいます。いぬやまさんとみねむらさんのいつものへんな掛け合いもありましたし、うだいさんとまきおさんもめちゃくちゃよかったです。社長と言っているけど実像は出てこないですし、吸血するようなことは何もありませんが、社長の影に全部が操られておかしなことになっていました。だれも幸せになっていない、たいへん不幸なおはなしでしたがアハハウフフしました。あと、やまうちさんの表情がいちいちおもしろかったです。あれはずるいと思います。以上です。