「悪霊〜下女の恋」

odo-mikikov2013-09-17

朝夕で秋の気配を感じてきました。ホッとしました。このままずっと暑いんじゃないだろうか、年がら年中汗ばんでいなければならないのではないかと不安な気持ちで日々過ごしていました。はやく寒さが来ないものかと願っていますが、北国の人々が聞いたら激昂されるかもしれませんから、大々的に「冬カモン!」と言わないように気を付けたい、そんなことを考えながら下北沢へ行ってきました。下北には下北風の人々がたくさんいました。いつ来ても「シモキタ来たなぁ。」という気持ちにさせてくれるのでまったくありがたいです。わたくしはどこからどう見ても、「ああ、この人日中OLしてきたんだな。」という姿でお芝居を観るために下北しました。初演の時なにかと忙しく観に行けなかったのですが、再演ときいて「いつ観るんだ!今で…」となりました。聞くところによると、初演は10年前だそうです。(株)前科にいたのはもう10年も前になるのです。思い出したくなくとも、つい昨日のことのようにつぶれた会社のことを思い出します。人間の脳はコンピューターではないので、消したいものだけ消すことはできません。消したいものが消える時は、消したくない物も消える時だと思うので致し方なしです。わたしはこの脳に支配されています。さてお芝居ですが、まつおさんはどうしてこんなに面白い事を次から次へと作り出すことができるのだろうか、こんな事ばかり考えていたら頭が渋滞しておかしくなっちまうよ、と思いました。ときにはお歌を歌い、飛んだり跳ねたり。お漫才したりバナナの皮で滑ったり、鼻パックのせいでしんだりと、4人が一生懸命理不尽していましたから、観ているわたくしも一生懸命理不尽を楽しんだのでした。ありがとうございました。