「八月の鯨」

odo-mikikov2013-04-01

年寄りばっか出てくるすてきな映画でしたから、観たことない人は観たらいいと思います。白内障の偏屈な姉と、その面倒をみる元看護師の妹が島の一軒家でヨボヨボ暮らすお話しです。名作と言われるものはやはり観た方がいいのだなと思いました。なじみの修理屋のがさつなふるまいに笑いましたし、家を査定に来た不動産屋を追い返したのをきっかけに姉妹が仲直りしたり、ロシアの没落貴族の老紳士との会話もとても穏やかな気持ちになりました。妹の親友が「人生の半分は面倒なことで、あと半分はそれを乗り越えること。」みたいなことを言っていたので本当にそうだなぁ、と思いました。人間はなんて面倒くさい生き物なのか。面倒くさいことを乗り越えたとしても、誰かが言った、結局はげてふとってしんでおわり、みたいなことが一般的なのか。わたしもその一般的なところに位置する人間なので、はげてふとってしんでおわりなのだろう。せめて思い出だけはいいことばかりにしたい。やりたいことをやって楽しく過ごしたい。そう思いました。おしり*1

*1:ふちりんさんの決め台詞です