「最初の人間」

odo-mikikov2013-01-03

明けましておめでとうございます。みなさまはどのようなお正月を迎えられたのでしょうか。わたくしはなんとか年を越せましたので、それだけで一仕事終えた気分です。残りの365日はおまけですから、ありがたく、去年と変わらず良くも悪くもなく生活していこうと思います。この正月にインターネットの人々は何をしているものかと思いインターネットしてみると、自分の子はまだ赤子であるにスマホを上手に操作するので天才児であると喜ぶ者もあれば、「ホビット」という小さい農耕民族が頑張る映画や、なぜかミナミの帝王を観るなどして平和に暮らしている人々もおりましたからとても安心しました。いつも通りとは本当にすばらしいことだなと思います。
さてそんなわけでわたくしもいつもどおり、急に思い立って映画を観てきました。「お正月だよドラえもん」的な子供から大人まで楽しめるやつではありませんが、たいへん面白い良い映画でしたから人々もぜひご覧になるとよろしいかと思います。高名な作家が故郷に帰って自分の思い出を巡るおはなしでした。父親が第一次大戦で戦死したので、作家の人は祖母、母親、叔父と貧乏な暮らしをしていました。貧乏なので小学生のうちから叔父と一緒に工場で働き、作家の人以外の家族は皆文盲ですから、映画館に行ったら字幕を読んであげるなどしていました。イスラム教徒の同級生との再会など、お戦争とお宗教のことも出てきます。こうやって書くと面白い要素がまったくわからないかと思いますが、わたくしは面白かったのでそういうことにしといてください。本年もどうぞ宜しくお願い致します。