ミキコフ、平成中村座へ行く。

odo-mikikov2012-03-27

久しぶりに手を引いて〜♪という歌詞がありますが、わたくしの母は手を引くどころか、ややもするとさっさと一人で行きたい所へ行ってしまうような活発なおばはんです。その活発な小さいおばはんが歌舞伎を観るために上京してきました。平成中村座勘九郎襲名公演をしているので、昼公演を観てきました。浅草に到着してまず松屋の地下で弁当を購入し、ついでに用を足してから劇場へ向かいました。二階の竹席だったのですが、思っていたより見やすいので良かったわと思っておりますと、わたくしの隣に力士並みの巨漢の方が座られたので、その方が髪をかき上げるたびに、大腿部のような二の腕で若干見えにくくなってしまい、「ワオ!」となりました。巨漢の方も気を使っているようで、なるべく動かないように努力されていましたが、その立派な目方のせいでしょうか、何度も座りなおされており「太る」ということは実に難儀だ、気の毒にと思っておりますと、休憩時間に弁当を食べ、さらにスナック菓子をもりもり食べていたので、「ソレや!ソレやがな、自分!(笑)」となりました。スナック菓子恐ろしい。スナック菓子もりもり、わたくしも気を付けたい。巨漢の壁には参りましたが、歌舞伎自体は大変楽しく観賞いたしまして、勘三郎がなんせすごい、ということがよくわかりました。歌舞伎面白かったわね、そうねまた行きませうねと充実した気持ちで帰宅し、風呂から上がると部屋で母が「岸壁の母」を良い声で歌っていたので、「え、なんで。」と言ったら、「さっきテレビで二葉百合子が歌いよったから、わたしも負けんごつこぶしきかせて歌いよるとよ。」と言われました。勝負せんでもいいやろがい、と思いましたが母がごきげんさんなので良い一日でした。