「イエロー・ケーキ〜クリーンなエネルギーという嘘」

odo-mikikov2012-02-04

意識が高すぎるので活動家になろうかと思います。(なりません)
母に、「ウラン採掘の映画を観てきますばい。」と言ったら、「え、人形峠人形峠のやつね?人形峠は昔行ったことがあるとよ。案内したガイドさんが“夢の鉱石です!”ゆうて自慢しよったわ。本当のことを知らんゆうのは…」と語り始めたので、なんやこのおもしろいおばはん、あ、うちのおかはんや。となりました。さて「イエローケーキ」のおはなしですが、黄色い甘い洋菓子のことではありません。黄色い超あぶねぇ物質のお話ですから食べてはいけません。旧東ドイツでその殆どを有害な廃棄物にしながらせっせとウランを採掘していた会社のその後や、オーストラリアの原住民のめちゃくちゃカッケー活動家おばさんの話など盛りだくさんでした。カッケーおばさんはまあまあデケー鳥の羽をむしり、関節を素手でボキンボキーンて解体して、「亀の頭をかじるのよ。」と言っていました。生命力ありすぎるやろがい、てなりました。しかし、それぐらい生命力がないと、ウランを商売にする企業は相手にできないのです。もの凄く有害なのに有害じゃないと言い張る、まあちょっと危ないってのは知ってるけど私たちは大丈夫だし〜と無知の上に開き直る、ワシが生きとる間はウハウハやしそない影響せぇへんからあとのことは考えてへんし〜と急に盲目になる、などなど、原発推進派あるあるのオンパレードでこころがかなしみでいっぱいになりました。じじいはバカのくせにバカと思われたくないので、意味のない数字とかを出してきて反対派をねじふせます。数字を言ったらなんかかしこやと思っているのでしょうか。バカですね。決まったことだし利益がパねェからみんなで利益を得たらいいことだらけやで〜の一点張りでした。このじじいの「梃子でも動かん」を侮ってはいけないと思いました。まじでじじいはもの凄く長生きして放射性物質まみれの世の中で大変な事になってしねばいいのにとか、こんなポップなことも考えながら観ました。面白いので人々は観たらいいと思います。