泣けるおはなし。

ダメ太郎さん(40代独身)の話をしたいと思います。いいえ、話をさせていただきたい。あんまりにも悲しいから。コンプライアンスとかくそくらえだ!ダメ太郎さんは中堅の社員さんですが、何をやっても間が悪いのです。同じことを何度も言われて、その度にポカをするので「もう、お前は名前をポカホンタスにせぇよ。」と思っています。(笑うとこやで!)ダメ太郎さんは何度も同じことで怒られます。それは何度言われても覚えないからです。覚えないのにメモをとらないのです。そして教えてもらうのに尊大な態度を崩しません。ですからなお一層怒られるのです。怒られループを自らの態度で作り出していることに気付いていないのです。これを「悲しみ」と言わずになんとする。以前飲み会の席で、ポチャ太郎さん(30代独身)と「デートとかしたいですよー。」「彼女作ればいいのに。」「出会いがないですヨ〜。」という中身のない話をしておりましたところ、どこから湧いて出たんだ!という突然さで「合コンしましょう。セッティングして下さいよ。」と言ってきたのです。「え。あの、私、人妻ですけど。」と申しますと、「大丈夫。」と親指をたてました。ぽちゃ太郎さんもわたくしも、近くにいた食貪さんも「え。」となりました。ぽちゃ太郎さんが、「ダメ太郎さん、フーターズみたいなのが好きじゃないですか。そんな人と合コンできるわけないじゃないですか。」と言ったので、いよいよ「え。」となりました。わたくしは明らかにフーターズと対極に生きる人間なので、そのような人間にセッティングしろとはこれいかに。面白いと思って言っているのでしょうか。いいえ、違います。なぜなら面白くないからです。ではなんなのか。何も考えてないのです。このダメなおっさんは何も考えないで生きているのです。ちゃんと考えながら生きて行こう、そう思いました。