冒頭のサラダ。

ランチでサラダが2回出てきました。素敵OLさんはピザランチを、わたくしはプレートランチを注文しました。店員さんが「ランチのサラダです。」とサラダを持って来てくれました。二人して野菜をムシャムシャ食べました。このおソース美味しいわね、ええそうね野菜がいきるわね、アハハウフフ、と食べました。スープが出てきました。このスープ、トマトのエッジがきいているわね、アハハウフフ、と飲みました。「プレートランチです。」とわたくしの頼んだプレートランチがきました。プレートには冒頭に食したものと全く同じサラダがのっていました。「あっ。」てなりました。店員さんも、「あっ…。」という動きを一瞬しました。そうです、店員さんは間違ったのです。わたくしには冒頭のサラダは不要だったのです。そしてわたくしも、プレートランチはサラダが別になっていない、ということを把握していなかったのです。結果わたくしはサラダを2人分食べることになりました。いいでしょう。サラダ、食べましょう。あなたの気に入る食べ方で。わたくしは気付いていないふりをして、「あ、わたくしです。」と皿を受取りました。だって、冒頭のサラダはもう胃液で溶けている頃なのですから戻すわけにはいきませんし、プレートにのっけられた食べられる心づもりの野菜たちを残すことなどできますまい。店員さんが去ってから、笑いを押し殺す素敵OLさんに「わたし、またサラダを食べるわ。食いしん坊万歳だわ。」と胸の内を明かしました。「いいじゃない、野菜だもの。」とよくわからない返事が返ってきました。そうね野菜だもの、そうよ野菜だもの、アハハウフフと食べました。とても美味しかったです。もうだいたいのシステムはわかりましたから、今度は間違いません。また行きたいです。