「バベルの塔」

昨夜、アフターファイブで観に行きました。京都の映画関係者が作成したドキュメンタリー映画です。タイトル文字のチープ感と冒頭のアニメーションで笑いそうになりました。しかしこれは原発のドキュメンタリーなので真剣に観なければなりません。しかし、真剣に見れば見るほど面白い映画でした。「学生映画風味だ!」と思いました。そして内容は非常に素晴らしいのでたくさんの人々はこれを観るべきです。映画館などでも上映すればより多くの人間が観ましょうが、東電の株主である大企業名がある意味批判の対象としてドーーンと出ている上に、読み上げられるというじつに危険な内容にもなっておりますのでそれは無理だなと思いました。
安斎育郎氏、小出裕章氏、深尾正之氏のインタビューなど、反原発における重要な研究者が勢ぞろいですから、それだけでもおおいに見る価値があります。ミキコフは一応教員免許をもっているのですが、教師になったら(なりませんが)この映画を生徒に見せます。そして学校に父兄から苦情が来て校長とケンカして退職です。しかし次の学校でも同じことをします。つまりそういう映画でした。反原発を唱えるにんげんが、危険分子であるかのごとく扱われることはよくないと思いますが、危険分子であるかのごとく活動しなければ国は動かないのかもしれません。日本人はバカです。うんこです。いいえ、うんこは放射性物質のような危険なものは出さず、ただただ“臭い”だけですので、うんこのほうが偉いといえましょう。