進め一億精神病。

みなさま心はお元気さんでしょうか。心がお病気さんのOLさん(以下、病Lさん)がとうとう退職することになったそうです。彼女は声も身体も大きく、元気ハツラツ体育会系!といった感じで入社してきました。とても明るかったのですが、この明るさはあの明るさの感じだなぁと思っていたらやはりそうでした。あの明るさはだいたいわかります。いつも大きな声とオーバーリアクションでネガティブ発言をし、ひとしきり騒ぐとさっさと去って行く、そんなお嬢さんでした。1回目の休職に入る前、何があったかわかりませんが、受付の来客スペースでソファに座りおいおいと泣いていたらしく、その隣には病Lさんの同期で、彼女よりも細く小柄な眼鏡男子がちょこんと座り、ただ黙って床を見つめていたそうです。おとなしい青年なので病Lさんに「ちょっと聞いてよ〜!!!ウワ〜〜〜ン!!!!」と言われて断れなかったのであろうと、目撃者たちは言っておりました。そして2回目の休職に入る前、社内の廊下で薬による酩酊状態の彼女に遭遇いたしました。蛇行しながら歩く彼女に、「どしたの、一人で歩ける?」と声をかけると、「あー、ミキコフさん、こんにちはー。ちょっとトイレー、トイレ大丈夫ですからー。」と壁にもたれながら去って行きました。トイレは大丈夫でしょうがあなたは大丈夫ではないですね。父のような大きな背中を見送りながら、わたくしはそう思いました。いろんなお病気エピソードが思い起こされます。お病気エピソードしか思い出せないと言った方がよいかもしれません。そしてついに退職だそうです。幸せになってください。まだまだお若いのだからして。