貧乏屋敷へようこそ。

年末年始は陸の孤島には帰省しないので、このコンクリートジャングル東京で大人しく写経して過ごそうと思っていたのですが、年末にリア友とネッ友からお誘いがあり写経らなくてもよくなりました。
しゃく子さんが我が家に鍋を食しに来ました。友人を我が家に招いたのは初めてだというのに、よりによって初ご招待がマジセレブと間違った選択をしてしまいました。しゃく子さんが生まれてこのかた住んだことがないであろう残念な住まいを見て、玄関で卒倒するのではないかと心配しましたが、むしろものめずらしいのかキョロキョロと部屋を探索して楽しそうでしたのでホッと一安心でした。日頃からの貧乏アピールが功を奏したのでしょう。小さなことからコツコツとです。きよし師匠はいいことをおっしゃる。買い出しに近所のスーパーに行きましたが、しゃくお嬢様はスーパーがめずらしいらしくまるでTDLにきた子どものように喜びました。食べたいものはないか訊ねるとミカンを所望されたのでミカンを買うてやりました。セレブはたいそう喜びました。セレブが過ぎて安い女だ、そう思いました。鍋は鶏が良いと言うので鶏鍋をしました。台所で作業している間、背後から覗きこんで「わくわくー。」と言ったり、「床がつるつるします!」とちょこちょこ歩いたりするので、なんと女子力の高いことよ!と驚嘆しました。財力は真似できぬとも、こういうところはぜひ見習いたいと思いましたが、育ちの問題もあるのではないかとすぐに気付けたので良かったです。危ないところでした。しゃく子さんが来ると言うので10年ぶりぐらいに冬場のエアコンを体験しました。暖かい風が出てきたので「おおー。」てなりました。しかしミキコフはのぼせてしまいますので、しゃくお嬢様が去ったあと、すぐ停止ボタンを押しました。原発もはよ停止したらええのやと思いながらダヨ!