「瞳は静かに」

odo-mikikov2011-12-19

子供のピュア怖いの映画でした。70年代頃の軍事政権下を背景に、アルゼンチンのある一家を描いたお話です。突然ラテンセクシーなお母さんが死にます。これは本当に突然でしたので、「とつぜん!!!」と心の中で叫んだぐらいです。「眠くないよう!昼寝なんかしないでカンフーのTV showを観たいよう!」とかわいいアンドレス君はパパやおばあちゃんに訴えますが、何しろ昼寝しろの一点張りです。このように大人たちは大人の事情を子供たちに隠そうとするのですが、どうにもこうにも隠しきれなくなると、昼寝しろ!とグイグイ昼寝を推してくるのです。「こどもはすっこんでろ!」が昼寝推しだなんて、異文化面白しと思いました。軍事政権下や戦争中の子供目線映画という共通点で、先日観ました『やがて来る者へ』を思い出しましたが、混乱の中での成長し方が全く違っておりました。『やがて来る者へ』のほうはラストで「ウワー。」となりましたが、こちらは「うおー!!」てなりました。日曜の朝から意気込んで観に行く映画かどうかは別として、よい映画ですので人々は観たらいいと思います。そして「うおー!」てなるとよいでしょう。