「人生、ここにあり!」「未来を生きる君たちへ」


原題は「やればできる。」という意味だそうです。やればできるを合言葉に、精神病の人たちがそうじゃない人と頑張って床の板張りをする映画でした。「やればできる。」は大事なのでやってみたらいいと思いますが、「やってもできない。」こともあるので、そこは受け入れて生きて行かなければ病気になります。乳揉み会社で「やればできる。」だけをグイグイ押してこられて病気になりましたが、それはわたくしが「やればできる。」の裏に「やってもできないこともある。」を設定していなかったからです。この映画はやればできるとやってもできないこともあるがちゃんと描かれていましたし、やりすぎないコメディ感がとてもよかったです。精神病のひとたちは普通の人たちより普通に生きることに一生懸命だったのでかわいいなあと思いました。



タイトルがなんか親子のほっこり物語的なやつなので、ほっこりするんかな〜と思って観たら、どんよりしました。ほっこり要素は一個もありませんでした。重い、重かですばい。二組の親子を中心に、にんげんの生き死にを描いた「the にんげん」な映画です。しかし難しいお話ではないので、「なんか小難しいお説教はごめんだぜ!盗んだバイクで走りだすぜ!バイクで仲間がしんだのさ!」という人にもお勧めです。心がしんでいるという噂のミキコフがちょっと感動したので、人々はだいぶ感動するかもしれません。ええやつです。