「ヤコブへの手紙」「BIUTIFUL」

ヤコブへの手紙 [DVD]

終始よぼよぼした爺さん（ヤコブ牧師）といかちいおばさん（レイラ）しか出てきません。郵便配達員が少し出てきますが、ほぼ爺さんとおばさんで終わります。しかし、爺さんとおばさんしか出てこなかったということに観終わって気付きました。あっという間でした。なんて無駄のない映画なのかしら。台詞も動きも。そう思いました。涙腺がつまっていることで有名なミキコフですが、若干ゆるんだのでそういう映画だと思います。観ていない人は観たらいいとです。

Biutiful/Almost Biutiful

不幸の中に生きている人たちの話でした。末期癌のお父ちゃんは違法な稼ぎと霊媒師的なことでこどもたちを養い、別居の嫁は精神病です。娘がお父ちゃんがやばい病気だと気付くシーンがグッときました。途中で大量に人が死んだり、おっぱいがいっぱいだったり、中国人がホモったりするのでなかなかに盛りだくさんなてんやわんやの148分。出てくる人々は皆一様に自分の生きることで精一杯なやからなので、すぐ裏切るし嘘もつきますが、最後に娘がお父ちゃんのためについた嘘が救われましたしとてもかなしかったです。なので、これはなんだかてんやわんやしてとてもかなしいお話だと思います。