100000年後の安全。

そぼ降る雨の中、ネッ友たちと「100000年後の安全」を観てきました。多くの人々が観に来ており、席が足りず、急遽用意された木製のカチカチの椅子で観ました。観終わった頃にはわたくしの臀部が死んでいました。100000年後どころじゃねぇ、今まさにおれの臀部が危機的状況だ。そう、思いました。内容はフィンランドの核廃棄物最終処理場建設のドキュメンタリーです。いえ、ドキュメンタリー風アートムービーといったところでしょうか。地下に廃棄物を詰め終わったら埋めて穴をほりほりする前の状態に戻してしまうそうです。100000年後の人々にその地が危険であるから近づくな、ということを伝え続けなければならないけど、本当に伝えられるの?言語文化やあらゆる環境が変化し、危険を知らせる看板等を理解できなくなっていたらうっかり掘り返して地球は終わっちゃうんじゃないの?ねぇ、そこんとこDOなの?!という疑問を建設側の人々にインタビューしていました。いい歳こいたじじいどもが「ムンクの叫びをそこに立てておけば危険だと察知する。どの時代にも共通だ!ヤッタネ!」と言い切っていたので「うわ、頭使ってねぇー。馬鹿は核兵器並みにコエーなー。」と思いました。途中でクラフトワークの「レ〜ディ〜オ〜アクティ〜ビティ〜♪」というのが流れ、急に映像がPVっぽくなっちゃったので、「どうしたことか。様子がおかしい。」と笑いそうになりました。そして、映画館を出たら星野氏が口ずさむであろうと思い、その通りになりましたのでとても楽しかったです。うちのおっかさんはわたくしが子どもの頃ウラン実験場建設の反対運動に参加しておりました。まだ幼稚園児でしたがワテは子どもの頃限定の天才児だったのでよく覚えています。食卓でもようその話をしてました。そのころからおっかさんは「日本は地震大国やからそんなもん作ったら何十年後かに100%えらい事になる。」と言っていました。その通りになったので、先日上京していた時、「あんたこげなこと言うてたね。預言者やね。」と言いましたら、「ちゃんと頭使って生きちょったらこんげなかんたんなこと誰でもわかる。」と言われました。頭はちゃんと使いましょう。