左見て右見て。

odo-mikikov2010-12-12

ネッ友たちと観てきました。星野氏が先にチケットを購入してくだすったのですが、整理券番号1番でした。土曜の昼間からやる気満々で観るものであるかどうかは別として、大変面白い映画でした。左の両親のもとで育った映像作家さんが右の活動家に10年間密着した記録映画です。きっかけはその団体に所属していた元恋人が死んだことだったのですが、活動家と自殺というのもテーマになっているようです。ポリ公の目を盗んで壁や電柱にビラを貼り歩く二人の団体員のうち、糊を塗り貼る係の男はかなりの職人技的動作で、こいつは何をやっても器用にこなしましょうよ、といった感じでしたが、方や糊付け後にビラを付ける係りの男は、ビラを逆につけてしまい職人男に直されてばかりでした。ネッ友たちとああいう人間はどこにでも必ず一人はいますね、と言い合ったのでした。また、右も左もやっていることは全く同じだなということも話しました。わたくしは、これらの活動家が三島を評価している時点で疑問を持っているのですが、そんな人間が観ても面白いのでこれはええやつだと思います。
シヴイさんの恋人が、上映前に「右翼ですか?」といきなり聞いてきたので、こいつスゲー!と思いました。楽しかったです。