川の底からこんにちは を観た。

odo-mikikov2010-05-30

100点ではありませんでしたが、面白かったです。減点になった理由は、前半が日本の学生映画にありそうなシュールっぽさで埋め尽くされていて、観ていて「ひゃー。」てなったからです。しかし、そのような「シュールだぜ。笑えよ。」的シーンでゲラゲラ笑っている人が結構いたので、やはり世の中のニーズに合っているのだろうとも思いました。「中の下」「仕方がないから。」といったキーワードのような台詞を頻発するので、それはストーリーだけでも充分伝わるからあまり多用しないほうがスマートなんじゃないかしら、と勝手に感じました。後半になりますと、そのようなシュールは鳴りを潜め、とても感動的な展開になります。父親の車椅子を押しながら話すシーンや、臨終間際の病室での叔父とのやり取りなど良かったと思います。最後のほうには泣いておる方が結構いらっしゃったので、泣ける映画かもしれません。あと、岩松了氏が好きなのですが、岩松氏の「女はアンアンの時だけが本当だ。…いや、アンアンの時の方が嘘か…。」という台詞に笑いました。いや、岩松氏のシーンは全部すきです。観終わったあと、そのことを星野氏に言ったら「ああ、深いですね。」といい加減な返しをされました。映画の後、タカツカさんやネジイカさん(と、星野氏が言っていた)たちと合流し、超楽しい多国籍会をしました。ここでの超楽しかったエピソードはネット上で晒すことができない内容ばかりでした(乱交とかドラッグはしてません)。最後別れの際にはバルカンサリュートをしてくれたので、この方々は本当に優しい人間です。