頑張った、頑張ったよ。

マルクスだったらこう考える (光文社新書)

マルクスだったらこう考える (光文社新書)

え、死んだ学問をなぜ今?!
ってことで読んでみました。
革マルのマルでもありますし、
タイトルだけでワクワクですよ。
独立した国々がこぞってマルクスに傾倒したのは、
支配者であった国に対抗するあたらしい思想だったから。
的なことが書いてあったんですけど、
そこらへんは「なるほどー」と思いました。
あと、マルクスの主張してたことが、
結構いろんな思惑によって
違って解釈されてきたってことも
マルクス初級の私にはわかりやすかった。
ただ「マルクスは古くないんだぜ!!」
ということを、手を変え品を変え
ひたすら連呼されてる感があり、
ちょっとくどい。
解りやすさをかなり意識して書かれたのがすごくわかる。
でもなんかズレとる気がする。
わかりやすさって、そういうことじゃなくね?みたいな。
冒頭で、マルクス自身が自己紹介する形式をとって
プロフィールが書かれてるんですけど、
なんかこの設定が鬱陶しい。
なので、他人に劇的にオススメしたりはしないだろうな。
あ、でもでもそういうのが嫌ではない人には
入門書としてとてもよいと思われます。
ああ・・・。あんまりこういうこと書いたらいかんなと
常々思っとるんですが、書いてしまいました。
がっくし。