後になって知ることが多いのだ

ヴァージン・スーサイズ [DVD]

ヴァージン・スーサイズ [DVD]

友人と二人で映画館へ見に行った作品です。
この時はおそらく「サイダーハウスルール」と
二本立てだったかと思います。
どちらも良い作品で、素晴らしい一日でした。
しかしその時は、ソフィア・コッポラ
長編第一作目だったとは知らず、
まっさらの状態で見たわけです。
いやはや、すごいですね。
とても初長編とは思えません。
平穏な田舎町の、保守的な家族が主軸。
その家族の5人姉妹の日常が描かれていくのですが、
いきなり5番目の娘が自殺、彼女たちに憧れる少年たちとの交流、
そして大きな展開を迎えるきっかけとなった、パーティー
少女たちの内面を、実に鮮明に表現しつつも
少年の懐古といった形をとっているので、
姉妹寄りでもなく、両親よりでもない、
俯瞰の眼で映像が作られてます。
その為か、ラストの台詞のない両親の姿に
グッときましたです。
なかなかの作品でございますよ。