シヴイ家。

先日、シヴイズムのシヴイさん宅へ行きました。すごブロガーのネジ子一家と、インターネットたちのアーカイブ、監視社会さんも来ていました。電車で2時間程のところでした。車窓の風景がみるみる郊外の雰囲気を出してきたり、畑に撒きたての飼料のにおいがしたり、そういうところを通過して目的の無人駅に到着しました。しかしこの無人駅は、田舎なのになんとSuicaが使えました。Suicaで乗り降りができるのです、みなさん。田舎なのに、です。ミキコフの郷里は「田舎」だからSuicaが使えませんし、電車は単線です。「田舎なのになまいきだ!」てなりながら迎えに来てくだすったシヴイさんに「すんまへ〜ん、お迎えすんまへ〜ん。」とペコペコしました。なぜならこのあとひるめしをごちそうになるからです。その美人妻の手作りランチは、おしゃれカッフェには必須のアボカドやカリカリベーコンの挟んであるホットサンドと、なんと田舎なのにバーニャカウダでした。たいへんおいしくいただきましたが、妻の人はのんびり作業をするので、手伝いながら最終的には仕事を奪って小言を言うなどしました。妻の人はバターナイフを使わずに食パンにバターを塗っていました。つまり、むき出しのバターに食パンをこすりつけるという斬新な作業をしていたのです。バターをパンに塗っているのではなく、バターにパンを塗っているのを想像していただけると分かりやすいかと思います。むしろこれでよく塗れたなぁと感心しました。このように道具を出す手間を省いて、結局時間をかけてしまうので「このお宅にはバターナイフないの?あるんでしょ?すぐ出して、貸して頂戴!」としかりつけ、しかりつけた先からホットサンドからパンを取り出すのにも道具を使えば楽であるに、ホットサンドメーカーをトン!とやってパンをまな板に落とす手法を取るため、結果パンが分解するというのをやっていました。「こうすれば楽でしょ?!」と道具を使うことを教えました。しかし教えなくともほんとうは知っていて、ただやらないだけですから、糠に釘、暖簾に腕押し、釈迦に説法だと思いました。わたくしはひとんちの嫁に小言をいいに来たのではありませんが、結果そういうことになりました。しかし、妻の人は大変おおらかなので、わたしが何か言う度、「は!そっか!」という表情をして聞いているだけでした。そんな中、インターネットたちの子らはまだ乳幼児なので、なにか腑に落ちないことがあるとうわ〜んと大泣きするなどしていましたが、わたくしはそのたびに「泣くのが乳幼児の仕事じゃろて。」と思うだけで何も感じないので、ネグレクトの親になる危険性が高い、子が授からなくてよかったと思いました。また、ひとんちの嫁にうるさく説教垂れるような小姑気質なので、もし子がいたら、『母が重い』という書籍を出版される可能性だってあった訳ですから、世の中はうまくできてるんだなぁと感じずにおれませんでした。こんな人間性0点の者をお招きくださりありがとうございました。以上です。