テレビ。

大人たちはどうして野球中継や相撲ばかり観るのか。巨漢のほぼ裸のおとこたちがくんずほぐれつするのを延々観てなにが面白いのか。なにが若貴だ、兄弟のおすもうさんといったら寺尾と坂鉾だろう(どうでもいい)。アニメや、カトちゃんの人やケンちゃんの人が仲間たちと「後ろ後ろ〜!」と言われてドタバタするやつを観た方がずっとおもしろいではないか。幼少期のわたくしはそう考えていました。しかし大人になった今、アニメやバラエティー番組はとても頭が疲れる、ということがわかってきました。そしてなによりも、東京にはTV Showを観なくても楽しいことがたくさんあるのでした。私の郷里では、NHK総合・教育、そして民放2局という4チャンネルしかありません(現在はBSなどありますからもっと増えています)。しかしそれでも人々はTV Showを楽しみます。なぜなら外にはパチンコ屋とスナック、そして夜は暗闇しかないからです。私は毎週欽ドンひょうきん族を楽しみにしていましたし、ドラゴンボールもおにいと一緒に観ていました。今考えると、ドラゴンボールなんてなにがおもしろかったのかまったくわかりません。1つの対決が2,3ヶ月小出しに続き、げんきじるしのアホの子が「うがぁ〜!」「むお〜!」と言うだけで30分終わるとはどういうつもりか。今はアニメもドラマも全く観ていません。なんだったらなるべく感情を動かしたくないので見たくありません。いやもうそれどころか、もはや何もみえておらぬ。