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Sleeping Through The Endtimes

Sleeping Through The Endtimes

Destroy The Wall Street Sundial

Destroy The Wall Street Sundial

パンクロックとかメタルとかそういうのに詳しいとすごくカッケーなーと思います。ライブとか行っても、「ヒャッホ〜ウ!」となるでしょうし、なんか勝手なイメージですが、心が外に向かっているように感じます。その音を聞いているときは外へ外へ!という、ポジティブな、なんかそういうやつです。一日中蛍光灯の下でPCを前に無表情で「ちきしょう、あのうんこやろう!ひとのことばかにしやがって…!」とつぶやき、人前では人見知りを最大限に発揮して「クライ奴」と認識されているぼくやわたしも、パンクしたりメタルしているときだけはハートがウオウ、イエイ、と飛び出していると思います。わたくしはどうして飛び出せる音楽を好きにならなかったのだろうか。高校生の時、周りがB’zミスチルに熱狂していた時、なぜ同じようにポップにはじけなかったのだろうか。10代の頃、青春していなかったのはなぜなのだろうか。いや、もっと遡って、小学生の頃、クラスメイトがアイドルの切り抜きを下敷きに挟んでワイワイしている時に、わら半紙に印刷された時間割を挟んでいたのはなぜなのだろうか。外に飛び出すような文化を人々と共有する喜びを知っていたらちゃんとした大人になっていたと思われます。もっとポップな音のある生活をしなければならない。わたしのような人間はもっと。このアルバムたちは、まったく外に飛び出さない、大変暗くうつくしいおんがくです。ほぼ毎日こういう音楽を聴いていますから、わたしのウオウ、イエイはとても遠いということだけは確かです。