ミキコフの夏休み。

ハウステンボスに行きましたから、ハウステンボスの思い出を書き記したいと思います。アートが大好きな文化系おかあさんであるところのわたくしの母が、「今ハウステンボスゴッホ展をやりよるからゴッホ展行こうと思ちょるとよ。今観ちょかんと片足棺桶につっこんじょるからもう観ることもなかろう。」と言ったからです。実際ゴッホ展は大変すばらしかったですし、母が満足しておりましたから行ってよかったと思います。興味のある方は行かれるとよいでしょう。当日、ハウステンボスには14時頃に到着しました。「これからパレードがありますヨ〜。」とアナウンスがありましたので、せっかくだから観ましょうとパレードを待ちました。すごい張りぼて感満載の動く何かが踊る人々とともにやってきました。ネズミーランドの動く何かにはネズミさんたちが乗って出てきますが、ハウステンボスのそれには誰も乗っていませんでした。おそらく、その大きさとクオリティーから人を乗せることができないのだと想像できました。この小さな動く何かが次々に出てくるのだろうかと待ってみましたが、それは3台だけでした。「なんと残念なのだ。ほほえましい。」程よい残念感がむしろ幸福感を生み出すという奇跡の空間でした。パレードを観た後、ゴッホ展を鑑賞し、食事をして園内のホテルにチェックインしました。夜になって外を散策しておりますと、「パレードがはじまりま〜す!」とアナウンスが。またパレードか。しかし夜のパレードとなればライトアップするなど昼間より華やかになるに違いない。わたくしたちはパレードがあるという広場に行きました。キラキラしたものが遠くで動いていました。そしておそらくチューリップを模したのであろうキャラクターたちが踊っています。キラキラしたものが近づいてきて我々のいる広場にやってきました。その正体は、昼間のあの動くやつでした。昼も夜も同じものを使う。「なんてエコなんだ。ほほえましい。」あまりのほほえましさに親子ともども笑顔になりました。しかしちびっ子たちは目をキラキラ輝かせ、「ママ〜!観て〜!」と大喜びでした。「やっぱ子どもは純粋じゃねぇ。」「そうじゃねぇ〜。」と母と二人ほっこりしながらパレードの様子を見ておりましたが、ふと視界に入ったおにいが写真を撮りまくっていましたので、「え。」てなりました。ありがとう、ハウステンボス。さようなら、わたしの夏休み。