セレブになれなくて、夏2012。

会社を出ようとした時、携帯のメール受信が点滅しているのに気付きました。上洛し、勉学に励んでいるしゃく子さんからでした。「実は昨日から東京に帰ってきています。今夜よかったら会ってください。」という内容でした。しゃく子さんはいつも突然です。わたくしの人生にサプライズはいらないから突然はやめてくださいと言いました。そうだ、おまえはいつだってそうだ。いつもそうやっていきなり言ってきて、え?午前中にメールした?前日にせえよ!そういうことは普通前日に…あ、うん、まあ、うん、会うけど…ぜひお会いしますけど…え?あ、全然大丈夫よ!本屋で時間つぶして待ってるわ。じゃあ後でね〜。ということでしゃく子さんと、しゃく子さんの先輩OLのおチカさんと合流したのでした。しゃく子さんは田舎暮らしがつらいと言っていましたが、かなりハードな内容の勉学の方はそうでもないというか、むしろ楽しんでいるような口ぶりでしたので、おチカさんと二人して「おまえはあたまがおかしい。」「ものの有難味を知らぬやつだ。」「この金持ちめ!」などと、100%僻み発言をしました。楽しかったです。また、しゃく子さんに学生証を見せてもらいました。一生ご縁がないであろうと思っていたK大の学生証を手にして、オリンピックの金メダリストにメダルを触らせてもらってる感満載で有難がっていると、しゃく子さんに「ただのカードですよ。」と言われました。「このカードを手にしたくて1浪2浪する人間がいるのですよ。そもそもあなたのそういうところが…」と言いながら、やべぇ、なにも敵うものがねぇ。唯一敵うものと言ったら強靭な心身だ!でもそんなもんのせいでだれからも心配されねぇじゃねぇかよ!ミキコフだって女の子だモン!寄りかからせて!寄りかからねぇけど!となりました。卑屈で楽しい夜でした。