黄色い熊。

シタンさんが、近日中に家族を連れてねずみの国に行く、という話をしていました。お子さんがまだ小さいので乗れるアトラクションが限られていてつまらないと言っていました。ダンボとスモールワールドのループだというので、成程、それは地獄だなと思いました。
みなさんは、ランドにある「プーさんのハニーハント」というアトラクションをご存知でしょうか。わたくしはかつて、相方ちゃんとも乗りましたし、友人とも乗りましたので、最低2回は乗っています。しかし、あれは何度乗っても無表情になります。動きが奇抜すぎてなにがしたいのかわからないからです。激しくもなく、かといってファンタジーな動きでもなく、薄暗い中をただただ不安定な地味な動きをするだけです。乗っている間なにをしたらよいのでしょうか。薄暗いし、内装もよくわからないし、無表情になるしかないではありませんか。「ハニーハント」ということなので、なんせハニーをハントせんとするコンセプトと理解しました。理解しましたが、真の意味を理解せぬまま、そう、ハニーをハントせぬまま今日という日を迎えております。本当にあんな奇抜な動きをしながらハニーをハントしなければならないのでしょうか。あれは何の動きを模しているのでしょうか。プーの動きでしょうか。あれに乗って、プーの動きを体験し、プーの心になって、「プーとは…。」と、なんかちょっと哲学的な言葉の一つでもひねれよ、おまえの中の“ハニー”をハントしろよ、ということでしょうか。そんなのごめんです。プーにはなりたくありません。プーのやろうは「ハァ〜チミ〜ツたぁ〜べたぁいナァ〜。」といいながら自分の思ったように生き、まわりをふりまわす二足歩行の熊です。ああ、ごめんだ。そんなもんにはなりたくないよおれは。でもハチミツは食べるよ。だってあれは甘くてうまいからさぁ。