有朋自新加坡来 不亦楽

シンガポールで一人暮らししている友人がいます。頼る人もない異国でちゃんと働いて暮らしています。わたしより年下で、ある持病と共生しながら生活しています。本人は「命にかかわる病気じゃないし〜。」とあっけらかんとしていますが、メンタル的に相当きつい病気だと思います。しかし、いつ会ってもキラキラしてまぶしいぐらいです。暗いと不平を言うよりもすすんで灯りをつけましょう、を地でいっている人やわーと思います。なのでいつも彼女に会うと、「いかん、ワシ、がんばらないかん。」と思います。わたしも誰かにとってそういう存在となり得る人間でありたいものだ。
そんなキラキラ友人が一時帰国し、仕事終わりに会うことになったので行きたい所を考えておくようにと指令を出しました。ディズニー大好きッ子なので、たぶんディズニー言わはんねやろなーとおもてたらディズニー言わはりました。彼女のおばあちゃんがお土産になんとかと言うクマの人形を所望されたらしく、そのクマはディズニーシーにしかないのでシーに行きました。同じ二足歩行のクマでありながら、プーとは違って賢そうな顔をしており、テディベア風のしゃれたフォームをしていましたから「一つ買ってデスクに飾ってもいいわね。」と思いましたが、そのクマを入れた(頭部は露出させていました)リュックやバッグを持ち、「カ〜ワイ〜、こっちの服着てるのも欲し〜!」とキャッキャ言う女どもを見たらやっぱりいらねぇとなりました。このクマちゃんは園内の至る所におりとても有名なクマのようですが、あんなに見たのに名前は忘れました。これは本当です。しゃれたクマちゃんの小型のやつを、でっけぇバッグの一面に無数に貼り付けた女の人がいました。これも本当です。ディズニー大好きのこの友人ですら、「コ、コワイ…。」と怯えていましたし、わたくしも見た瞬間、「サイコ!」と思いましたのでクマに限らず小さい物を全面にぎっしり貼り付けることはやめたほうがいいということを学びました。生涯学習です。