受付嬢を囲む会。

元受付嬢のリカオさんに会いました。素敵OLさんが発起人となり、リカオ生存確認会をしようとなったのでした。リカオは生きていました。わたくしたちは女子会プランという、ある程度メニューの限定されたコースを頼んだのですが、まず席に通されてすぐ、店員さんがおしぼりを取り皿の上に置いたので「え。」と思いました。しかし、この店ではそういうシステムなのだろうと思いすぐに気を取り直しました。気を取り直しましたがメインの鍋料理がコースメニューと違う種類の鍋が出てきました。そもそもメニューに明記されていた鍋のタイトルが、いかにも女どもが喜びそうな片仮名の入った斬新な創作鍋的な感じでしたので、わたくしたちはこれがそのなんやら鍋というものであろうと疑うことなくパクパク食べました。ほぼ半分以上食べきったあたりで店員の男が来ました。「申し訳ありません、こちら、本来〇〇鍋だったんですけど、プルコギをお持ちしてしまいまして…。よろしいでしょうか?」よろしいもなにも、おねえさんたちはほとんど平らげてしまったよ。ゲボして戻すわけにもいきますまい。意外に思うかもしれないが、我々は反芻動物ではなくヒトなのだから。その後、素敵OLさんが頼んだライムサワーが一向に出てこず、3人の男や女たちに「わたしの頼んだライムサワーがまだなんです。」と言いましたが4人目でやっと伝わるということもありました。デザートに至っては、注文した通りに持ってきたにもかかわらず、「こちら〜と〜です!」と言う際に全く違うメニュー名を言われ、ズコーとなりました。鍋については、「プルコギだと分からず食べたあたくしたちもうっかりだわね。」となり、ライムサワー事件ではリカオさんが「ライムの収穫に行っているのよ、きっと。取れたてジューシーよ。」と言いましたし、デザートうっかり騒動記では素敵OLさんが「気になったデザートは全部食べるからなんでもいいわ。」と言って全てまるくおさまったのでした。無事であろうかと案じたリカオちゃんは、ジャガイモ然としたジャガイモをさつまいもだと思って食べていました。リカオは生きていました。一生懸命生きていましたのでそれでいいと思いました。楽しかったです。