唱えるだけ極楽往生

法然親鸞展に行ってきました。誰も聞いてないと思いますが、ミキコフ家の宗派は浄土真宗です。お葬式の時だけお世話になっています。南無阿弥陀仏と唱えれば誰でも極楽浄土へ行けるそうです。「〜するだけダイエット!」的なお気軽感があってとてもポップな宗派だわと思いましたが、「〜するだけ」タイプのやつは往々にして効果が得られない場合がありますので、これも極楽浄土へ行けるはずない、詭弁だ。わしはだまされんぞ!となりました。また、仏、仏と言っているのにケンカ別れして、おまえの言うことは絶対認めないだからな!などと言い争って煩悩だらけやないか、宗教ってこころせめぇなぁ!とか考ながら観ていたのでわたくしのような人間は地獄行きだと思いました。仏像だけでなく曼荼羅や巻物が沢山ありまして、僧侶や仏が密集している画が面白かったです。時代の違う僧侶が集まって問答している様子も「すごい!時空を超えてぼんさんが!」と思ったら愉快な気持ちになりました。祝日だったせいか、人が混んでおり20分待ちとかでしたが、そんなこんなで面白かったのでよかったです。帰りは退屈な音楽のCDを買い、インド人さんがいるカリー屋さんで「ナンは美味しいなぁ。しんだら極楽とか地獄とかどうでもいいので散骨してもらってまっさらに消えたいなぁ。」と思いながらカリーを食べたのでした。おしまい。