ノンフィクション。

「あの、ミキコフさん、コブシって花あるんですか？」「ありますよ。木に白い花が咲きますよ。」「へぇ〜、あるんだ〜！」「あら、青年は見たことも聞いたこともないのですか？」「はい、ないです。」「コブシがどうしたんですか。」「あ、なんか、コレ（業者さんからの手紙）の挨拶のとこに書いてあったんですよ。“震災で暗く落ち込んだ空気が漂う中でも、庭のコブシは美しく咲きました。”って。」「あら、素敵ですね。」「う〜ん。そんな名前の花ほんとにあるのかな〜って。」「千昌夫の北国の春って歌ご存じです？」「え？千…？」「白樺、青空ってやつです。」「あは…（完全に困惑）んと、分かんないです。」「それに“コブシ咲く”って歌詞が出てくるんですけど、ご存じない。」「すいません、知らないです。えへへ。そういう歌あるんですか？」「あるんですけど、それを言ったら、あっ聞いた事ある！って言うかなーと思ったんですけど間違えました。サンプル間違えました。」「アハハハハ〜！すいません、全然わかんなかったです！」
ヤングボーイ（一回り下）とのある日の会話です。（遠い目）