洗髪と原発。

定説として、洗髪しているときに怖いのはお化けでした。しかし今や地震にその不動の座をとって代わられ、お化けはどこかへ行ってしまいました。ネッ友たちが「お化けとヒグマではどちらが怖いか?」論争をしているとき、わたくしは「いやさ、地震の方が怖かろう。」そう思っておりました。確かにヒグマは大変な力持ちで凶暴な野生の生き物ですし、お化けは人の思考を凌駕する恐ろしい行動をとってきやがりますからどちらも「怖い」存在であります。しかしヒグマはおおむね寒い地域に生息するものであり、わたくしがおりますこのコンクリートジャンゴーTOKYOではヒグマに遭遇する確率がかなり低いものでありましょうし、ヒグマがいそうな場所とはおおむね想定出来得る場所になりますから、そこへ近づかなければ安全は保障されたも同然なのです。その点お化けはどうか。神出鬼没です。しかし安心して下さい。お化けはいません。お化けはあなたがたの心が生み出す幻想なのだから。さあ、そこで地震です。地震は日本全国どこでも起こります。そしてわたくしがおりますこのコンクリートジャ……つまり東京は直下型が予想される地盤の不安定な土地ですから必ずやってきます。揺れによる建物倒壊、火災等から身を守るにはもう宙に浮くしかないのです。宙に浮く事が出来ますか?いいや、できますまい。タケコプターが欲しいナァ〜、などと言っている場合ではありません。そもそもタケコプターを実現化しますと、飛び立つどころか首がちぎれるそうではありませんか。おそろしいですね。でも大丈夫です。タケコプターは藤子不二雄先生が考えた空想の道具です。実際に作って使ってみようとするバカさえいなければ、うっかり装着してしまう心配などありません。乱暴な言い方をすれば、原発タケコプターは同じですネ!(違います)