わたしのおかあさん。

odo-mikikov2010-12-28

flare/Erik k skodvin (sonic pieces)
人生で初めて「コンサート」というものに行ったのは高校1年の時でした。同じクラスの女子が「今度宮崎に来るんだって!チケット取るんだけど、一緒にいかない?マミーもくるけど。」と誘ってくれたのです。なんていい人なんだ。おれは行きたいよ。お母様も来なさるんですか?いいじゃないですか。保護者同伴で安心じゃないですか。だってわたくしたちは未成年なのですもの。わたくしのふるさとはド地方なのですが、そんなド地方にも来てくれたスパースター。それがGクレフです。会場を縦横無尽に走り回り、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。ありがとう、Gクレフ。先日、実家に帰りました際、CDラックをみましたら彼らのCDがありました。なつかしきこと。あと、井上陽水中島みゆきも大量にありました。西田佐知子やハリーベラフォンテのレコードも出てきました。わたくしの子供時代はCDショップもさほど充実しておらず、親が持っていたレコードやカセットを聴く、というのが普通であったため曲の嗜好は9割ちかく母の影響を受けています。文化的設備の弱い田舎では簡単に子供を洗脳することができます。田舎コワイ!また、母は料理をしながらよく歌っていたのですが、メシ作るのになんでその曲かなぁという曲ばかり歌っていました。「赤色エレジー」や「黒い花びら」などです。鬱々とした曲ばかり聞いて成長した為、大人になった今でも鬱々とした曲が好きなのだと思います。つまりこのCDはそういうやつです。