問答ランチ。

今日は食貪ランチでした。食貪さんお気に入りの店はどの店もわたくしの好みではないのでランチ代をドブに捨てるようなもんだ。すみません、言葉が汚くなりました。とにかく、今日も残念な感じにならなければいいねとお向かいさんと言いながらランチの時間をむかえました。
そこは中華鍋の店で、わたくし以外の皆さんは鍋ランチを頼み、わたくしはイカの山椒炒めを頼みました。鍋はスープの辛さを選べるので小辛と小小辛をそれぞれ頼んでいました。鍋が運ばれてくると、どれが小辛か小小辛か見分けがつきませんでした。店員さん(全員中国の方)に食貪さんが「これ、小辛?」と聞くと、「コレ、小。」と言ったのですが食貪さんが聞きとれなかったらしく、「え?小小辛?」と言ったら「ソウ、コレ、小小辛い。」と同じ鍋を差して言ったのです。「え?小?これは小なの?」「ハイ、コレ小ネ。」「え?どっち?小小?小?」「ハイ、小小。コレ小小。小小。」「えっ、これよ。これは小、なの?」「ハイ、コレ、小。」「えっ??小小って言わなかった?」「ハイ、コレ、小小。」
小小問答地獄。
やめてくれ。もうどっちゃでもええわ。どっちゃでもええからはよ食うてくれ。2DBさんは辛い物がダメなので、辛味なしのものを頼みましたが、ちゃっかり赤い油が浮いていました。すかさず食貪さんが「え?!これ白じゃないの?辛いのなしだよ!」と言ったのですが店員さんは「ハイ、白。ヘヘヘ。」と笑って行ってしまったのです。さすがの食貪さんもなす術なし。チャイニーズパワー炸裂、といったところでしょうか。そしてわたくしのイカは全く山椒の味がせず、かわりに酢の味しかしませんでしたし、メニューには「辛い」と表記されていたのにこれっぽっちも辛くありませんでした。しかし、そのことは誰にも言わず完食しました。なぜなら「山椒入ってない!酢の味しかしない!」と言ったら食貪さんが店員さんを呼びつけて「ねぇ、これ山椒?酢?」と言い出し、酢山椒問答が勃発するに決まっているからです。わたくしは落ち着いて食事がしたいのです。問答でお腹いっぱいになるなんてごめんだよ。