おヴィントウ。

職場のビルに飲食店が何店舗か入っているのですが、健康食志向の店が閉店し、その後にまた別の健康食志向の店が入りました。ランチタイムにはお弁当が販売されており、結構人が並んで買っているのでわたくしもどんなものかと買って食べてみました。弁当の内容は、鯖の塩焼きとひじき、牛蒡のきんぴら、そして玄米ご飯です。まず、ご飯に直に漬物が乗っかっていたのでいやだわ、と思いました。すんげぇかってぇ米を、わしゃー、生米をかじっておるのかのーう、ばあさんや、という気持ちでよおく噛んで食べました。ありがとうございました。それからこのかってぇ玄米ご飯にゴマ塩がかかっていたのですが、非常に塩気が多くて、鯖の塩焼きの塩辛さとケンカしてお口の中が塩田になりました。鯖を除けると、その下には塩気でしなしなになったレタスが隠れていました。健康志向の店なのに塩分過多。玄米ご飯や雑穀ご飯を入れておけば、OLどもは「Wow!!ヘルシー!」と叫んで喜んで飛びつく、そうふんでいるのです。間違いないです。ここいらのOLどもは舐められているのです。わたくしもまんまと舐められたOL、略して舐めLになってしまいました。看板に惑わされました。物事は疑ってかからなければだめだ、ここは生き馬の目を抜く都会なのだから。わたくしは都会に生きる田舎者だ、ということをすっかり忘れておりました。この「健康」という皮を被った塩分過多弁当はわたくしに大切な事を思い出させてくれたのです。あざーす。
自分で作ったわけではないのに文句を言って申し訳ありませんでした。漁師さんやお百姓さんに感謝して有り難く完食いたしました。ごちそうさまでした。