Toi et Moi

先日楽しかったメタモでネッ友に「旦那さんはこういうところには来ないんですか。」と聞かれたので「はい、来ません。趣味が違うので。」と答えました。考えてみればうちの相方さん(相方、と言っていますが漫才コンビとかではありません。配偶者のことです)とは趣味が全く合いません。それどころが若干食の嗜好も違います。寿司屋に行っても、あちらはエンガワやお稲荷さんを食べたがりますが、わたくしは食べません。また、わたくしはさほど肉食ではありませんが、相方さんは肉が大好きです。書籍に関してもあちらはゴルフ雑誌や仕事に関わる専門書ばかり読みますが、わたくしはそのようなものはあまり読みません。また、なぜ相方さんは毎年メタモに行きたがらないかといいますと、音楽の趣味が全く異なるからです。何もかもが合いません。どういうことだ。着地点を同じく目指して歩いていれば、道中よそ見していてもいいのです。いえ、むしろその方が気楽ですし、わたくしは、そもそも他人なので全部一緒になることなんてそうないという考え方ができる人間なので大丈夫です。暮らしていけます。うちの相方さんは普通の人です。それはわたくしも同じで、あんまり変わっている人だとわたくしが付いていけなくなるのでそんな人は困ります。あと、ちょっと人見知りでたいへん誠実な人なので浮気の心配がありませんから、余計なことで心を乱されることがありません。これは恋愛において実に素晴らしい特典ですよ。わたくしは痴情のもつれ系というものがまじダサくて超大嫌いなので本当に有難いです。うちの相方さんはリアルゲット(リゲット)した方なので、ちょっと環境が違いますが、ネットには人見知りで真面目な、なおかつ面白い人が結構潜んでいることを知りましたので、真剣に男を探している人は「ネットで知り合って恋愛だなんて、なんだかアレだわ。」などと言っておらずに、ちょっと積極的になってオフ会などに参加されるといいと思います。言い忘れましたがうちの相方さんは基本的にあまり読書は好きではないのですが、高校生の時に、わたくしが読書好きだと思って一生懸命読んだ本を「面白かったから読んでみて。」と貸してくれました。源氏鶏太の「向日葵娘」でした。「うおー、ズレとる!おもしろい!かわいい!」と思いました。