離れて遠き不忍の…。

先日、アベ花見というものに参加しました。
桜が満開で、まこと見事な景色でありました。わたくしは土曜日の昼頃参加したのですが、前日の夜から10何時間も上野に陣取っていた先発隊の方々は目がサバのようになっておりました。10何時間も花見をするとは、なんという頑丈さか!と感服するばかりです。こんなストイックな花見、聞いたことがありません。わたくしは体力があまりないので無理であります。しかし星野氏はその10数時間をものともせず『戦国ハイスクール』という、氏オリジナルのフィクションを語って下さり、信長が、逃がしてやったヤンキーの長ランをはおって人間五十年を歌うというエピソードや、雑な物真似(明智光秀など)をするなどおふざけ満載でわたくしはすっかり笑い疲れてしまいました。また、小さなおじさん(小おっさん)が乱入し「今の学生は教師にならないのでだめだ。」(このおっさんは若者が、先生になるために大学に行っていると思っている)というわけのわからない自論を展開し始めたのですが、星野氏は見事に相手をしておりました。わたくしはすぐ傍におったのですが、小おっさんの活舌があまりに見事な崩壊っぷりであったため3分の1も解読できませんでした。この小おっさんは前日の夜にも一度やってきたらしく、その際「戦友」を歌ったそうです。一番を星野氏が、二番を小おっさんがといった形で交互に歌われたそうです。わたくしは最も有名な一番の歌詞しかわかりませんので、交互に歌えるとは星野氏は神だ、と思わざるを得ませんでした。あと、わたくしは誰が自分をふぁぼっているのかわからなかったのですが、星野氏とネジ子さんに「情弱じゃないですか!」と言われふぁぼったーというものの存在をご教授頂いた次第です。そして、途中シヴイさんファンと思しき美しき乙女がいらしたのですが、「夢のような人ですね。」「それは夢のジュースですね!」などと思ったままを申し上げてしまい、もしかしたら傷付けてしまったかもしれません。わたくしは本当に心がびっくりするほど頑丈(厳密に言うとある時を境に死んでしまった。)ので、よく無神経発言をしてしまいます。以前、兄と暮らしていた頃、兄が職場での愚痴などを言ってきたので「そうか、それは困った上司やね。心の中で呪ってやったらいいですよ。」と言ってしまい、後日実家の母より電話で「あんた、兄ちゃんにはもうちょっと優しく言ってやんなさい。」と注意を受けました。兄が繊細なのをうっかり忘れていたのも反省ですが、母に電話で「ミキコフは冷たい。」と報告している兄もすげぇな、愛い奴だなと思いました。