シャク子ト共ニ逍遥トス。

前々から行こうと言っていた「遊就館」（in Yasukuni）に行ってまいりました。本当は最終日の12月8日に行きたかったのですが、なにしろド平日なのでそこは諦めました。それはさておき、遊就館です。わたくしはここの展示量を侮っておりました。展示室が20室ぐらいあり、それぞれ年代ごとに日本の戦争の歴史に関する展示物が陳列されていますので、丁寧に観て行くとえらいことになります。メインで見たかった「矢弾丸尽きるとも」展をとにかくみなければと思い、興味のある時代を念入りにみて、あとはさらっと。それでも1時間半以上かかりました。共に行ったしゃく子さんは入口に展示されている零戦や大展示室の戦艦の砲撃音を熱心に見聞きしておりました。この大展示室には艦上爆撃機「彗星」の他に回天や、硫黄島での遺品等もありました。靖国へ参拝される方は遊就館に寄られるといいと思います。それにしてもさすが靖国、と思ったのが、土産物売り場にある商品のほとんどが日本製であったということです。小さなぬいぐるみの類までガッツリ「日本製」と印字されておりました。当然と言えば当然なんでしょうけど、抜かりないなと。
九段下を後にして今度は恵比寿へ。しゃく子さんが速水御舟の招待券を入手してくれたので、山種美術館に行ったのです。恵比寿駅から徒歩10分程でした。当然のごとくしゃく子さんは「遠い。」とのたまわれておりましたが、たしかにちと不便なり。ご年配の方々などはタクシーやバスを利用されていたようです。御舟は後半の展示がとても面白かったです。西洋画との融合、細密さにこだわった画風、輪郭のぼやけた叙情的な画風とさまざまに変容した面白い日本画家。海外での異常に緻密なスケッチなどもあり、楽しめました。
THE日本、な一日だなぁと思いましたが、食事は恵比寿のつばめグリルで洋食。即座に和洋折衷だなぁと思い改めた次第です。